『永遠の門 ゴッホの見た未来』ゴッホとゴーギャン、運命の出会い ─ ウィレム・デフォーとオスカー・アイザックが対峙する場面写真が到着

『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)のジュリアン・シュナーベル監督が、ウィレム・デフォー主演で天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの半生を描く『永遠の門 ゴッホの見た未来』が2019年11月8日(金)に公開される。このたび、『スター・ウォーズ』シリーズや『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013)のオスカー・アイザックが演じるゴーギャンにフォーカスした場面写真が公開された。
ゴッホを語る上で避けては通れない人物、ゴーギャンを描くため、ジュリアン監督は「ゴッホとゴーギャンはどのように言葉を交わしていたのか、そして芸術家としてどう影響し合っていたのか」に注目したという。場面写真では、初めて出会ったゴッホとゴーギャンが見つめ合い会話する様子や、作品の題材に選んだアルルの女性を2人が競うように描くさまが捉えられている。

いうなればゴッホとゴーギャンは、まさに“正反対の2人が出会ってしまった”という関係性だ。2人の非凡なる才能は、そして彼らの関係は何を生み、それぞれに何をもたらすのか。ゴーギャンを演じたオスカーは「こんな映画には出会ったことがなかった」と語る。「創造における爆発、内なる葛藤の爆発がないまぜになっていたゴッホをリアルに実感できると思います」。2人の出会いはゴッホの運命を動かし、観る者をさらに惹きつけていく。

幼いころから精神に病を抱え、まともな人間関係を築けず、常に孤独だったフィンセント・ファン・ゴッホ。才能を認め合ったゴーギャンとの共同生活も、ゴッホの衝撃的な事件によって幕を閉じてしまう。あまりに偉大な名画を残した天才は、その人生に何をみていたのか――。生きているうちには誰にも理解されなくとも、自分が見た“世界の美しさ”を信じて、ゴッホはひたすら筆を握り続けていた。
不器用なまでに芸術と向き合った孤高の画家は、人生を通して何を見つめていたのか。鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが「この役には彼しか考えられなかった」というゴッホ役のウィレム・デフォーは、本作で第75回ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞に輝き、アカデミー賞主演男優賞に初ノミネートされた。
マッツ・ミケルセン&オスカー・アイザックのほか、聖職者役を『ドクター・ストレンジ』(2016)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のマッツ・ミケルセン、ゴッホの弟テオ役を「HOMELAND」(2011-)のルパート・フレンド、ガシェ役を『潜水服は蝶の夢を見る』でシュナーベル監督とタッグを組んだマチュー・アマルリックが演じる。
映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』は2019年11月8日(金)より全国順次ロードショー。