イーサン・ホーク、リチャード・リンクレイター監督との新企画進行中 ─ 超越主義がテーマ、ドラマシリーズの可能性も

『ビフォア』シリーズをはじめ、『6才のボクが、大人になるまで。』(2014)で仕事を共にした俳優のイーサン・ホークと、映画監督のリチャード・リンクレイター。どうやらふたりの新企画が現在進行中のようだ。
クリエイティブ・パートナーとして長年に渡り共にしてきたふたりは、トランセンデンタリズム/超越主義/超絶主義を題材にした新作企画を準備中とのこと。19世紀に米国で広まった超越主義とは、ラルフ・ワルド・エマーソンやヘンリー・デイヴィッド・ソローらによるロマン主義運動・思想運動だ。IndieWireのインタビューにてリンクレイター監督は「1989年からこの作品に取り組んでいます」としながら、長年に渡り超越主義に興味を抱いていたことを明かしている。
「エマーソン・ユニタリアン教会に僕と父は一緒に通って育ちました。あの時代については数多くの研究がなされています。その時代における女性の多くは見過ごされてきました。軍人や政治家ではない歴史上の人物の映画を作るのは難しいでしょう。それでも僕は、1840年代や1850年代を舞台にした映画を作りたいと考えているのです。」
リンクレイター監督は企画の規模感からして、映画ではない形での映像化もありうると述べている。「ドラマシリーズ化することも考えています。素材の多さに圧倒されていて。何せ壮大ですから」。監督が言うように、超越主義に関する論文などは膨大な数が世界中に存在しており、百年以上に渡り語り続けられている。映像化の困難さも然ることながら、製作費の資金調達も課題だろう。果たして、いかにして実現に至るのか。
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Source:IndieWire