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クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ役の卒業ツイートに初言及 ― 「なにかを肯定、否定するものでは…」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

映画『アベンジャーズ』『キャプテン・アメリカ』シリーズなどでスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンスが、先日の“卒業ツイート”に公の場で初めて言及した。

2018年10月4日(米国時間)、エヴァンスは『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の再撮影・追加撮影をすべて終了。同作をもってマーベル・スタジオとの出演契約をすべて終了するという報道や発言によれば、これがキャプテン・アメリカを演じる最後の作品となる。撮影終了後、エヴァンスは自身の心境をTwitterに投稿していた。

「『アベンジャーズ4』の撮影が正式に終了しました。控え目に言っても、感情のこみ上げる一日でした。これまでの8年間、この役柄を演じてきたことを誇りに思います。カメラの前に立つ皆さん、カメラの後ろ側にいる皆さん、そして観客の皆さん、思い出をありがとうございます。心から感謝しています。」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

撮影終了から9日後の10月13日(米国時間)、エヴァンスはコンベンション・イベント「Ace Comic Con Midwest 2018」に登場。ネビュラ役のカレン・ギラン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2013)や『キャプテン・マーベル』(2019)でロナン役を演じるリー・ペイスとのトークで“卒業ツイート”に言及している。

「多くの人がネタバレだと思うようなツイートをしちゃったので、はっきりさせておかなきゃいけないんですが、『アベンジャーズ4』がどんな結末になるにせよ、僕はまったく同じ内容をツイートしてたと思います
撮影の最終日はすごく気持ちが高ぶっていたんです。約10年間の撮影、22本の映画という、とんでもないタペストリーの集大成ですからね。自分が思っていた以上にいろんな感情がこみ上げてきて…感謝の気持ちを伝えるべきだと思ったんです。(ツイートの)影響があることはわかっていましたが、でもあれは、なにかを肯定したり否定したりするものではないので(笑)。」

エヴァンスによる発言の背景には、“卒業ツイート”によって、一部メディアやファンの間で「キャプテン・アメリカ死亡説」が再び盛り上がったことがある。エヴァンスの出演契約満了が報じられた頃から、『アベンジャーズ』第4作の結末でキャプテン・アメリカが死亡するという予測がしばしばなされてきたのだ。エヴァンスが「どういう結末になるにせよ」、「なにかを肯定したり否定したりするものではない」と述べたことには、ツイートが映画の結末を示唆するものではないことを明らかにする意図があったようである。

ともあれ、エヴァンスは『アベンジャーズ』第4作をもってマーベル・スタジオとの出演契約をひとまず満了する。2018年3月末に「すべてが恋しい」と述べ、再撮影・追加撮影の終了後にこうしたツイートがなされていることから察するに、2018年10月時点で契約更新は行われていないとみられる。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。再撮影・追加撮影は2018年10月12日(米国時間)に終了しており、映画本編は2019年3月の完成を目指して製作が進められている

Sources: Ace Comic Con, ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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