ユアン・マクレガー、オビ=ワン単独ドラマはエピソード2・3当時よりも楽しみ

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)に始まり、『エピソード2/クローンの攻撃』(2002)『エピソード3/シスの復讐』(2005)と連なる通称「プリクエル3部作」完結から早15年。アナキン・スカイウォーカーをジェダイに導き、後に悲劇によって袂を分かつジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーが、プリクエルへの思いを新たに振り返った。
ユアンは「僕らの映画(=プリクエル3部作)は公開当時、第1作が好きだった僕ら世代からはあまり好まれなかった」と英Empireに話している。「きっと僕ら世代は、かつて子供の頃に最初の3部作で感じたあの感覚を求めていたんだと思います。でもジョージ(・ルーカス)の考えは違って、また別の方向性に進んだ」。ユアンは当時を「難しかったのを覚えています」と述懐する。
「でも何年も経った今となっては分かります。当時の子どもたち、あの映画の対象となった世代にどう映ったかを。彼らにとってはすごくお気に入りの映画なんですね。あの作品たちが大好きなんですという人たちにも会いまして、オリジナル3部作よりも好きですって言うんですよ。“マジですか?”と思いましたけど。」
ユアンがプリクエル3部作への評価を振り返るのはこれが初めてではなく、2019年2月にも「当時は笑われて、冷笑もされていたけれど、今では作品を受け取った(当時の)子供たちから感想を貰えるようになりました。とても嬉しく思います」と、この度と似たコメントを発している。
そんなユアンが、オビ=ワン役を再演する日が近づいている。ファン待望、オビ=ワン単独ドラマの撮影が2021年春にも開始予定とされているのだ。「遂にです」「また彼を演じられるのが楽しみでたまらない」。抑えきれない様子のユアン、まるでダース・モール戦にてレーザードアの前で待機を食らったオビ=ワンのよう。
監督は「マンダロリアン」(2019-)の演出で高い評価を受けた女性監督デボラ・チョウ。ユアンもこの度、「デボラ・チョウと仕事をするのがとにかく楽しみ。ストーリーもすごく良くなると思います」と語り、こんな風に話しているのだ。
「今作(オビ=ワン単独ドラマ)をやるのが、以前の2作目(エピソード2)と3作目(エピソード3)をやる時より楽しみなんです。」
ちなみに、この度ユアンがインタビューを受けたのは、自身のバイク旅番組『Long Way Up(原題)』のため。南米の先端に位置するウシュアイアからロサンゼルスまで100日間で13,000マイルの距離を走るというツアーだ。この番組の予告編では、訪れた街で子どもたちに囲まれ、「僕は役者なんだよ」「『スター・ウォーズ』って……観たことないかな?」と問いかけるも、子どもたちが顔にハテナマークに浮かべるという一幕もあった。
そんなユアンも、オビ=ワンの単独ドラマで、また新たな世代に挨拶してくれることだろう。“Hello there!”と。
Source:Empire