『エクスペンダブルズ』は「スーパーヒーローでもマーベルでもない」 ─ 「昔ながらのアクション映画」に製作陣こだわり

『エクスペンダブルズ』は、時代を代表する最強アクションスターが集結する人気映画シリーズ。その豪華な顔ぶれから、自ら消耗品“エクスペンダブルズ”と名乗るメンバーたちがスーパーヒーロー集団のように思えてしまうが、第4弾『エクスペンダブルズ ニューブラッド』のプロデューサーには独自の考えがあるようだ。
最新作の取材で米Screen Rantに登場したプロデューサーのケヴィン・キング・テンプルトンとレス・ウェルドン。「シリーズのトーンにどれだけ忠実でいられたか?」という質問に対し、スーパーヒーロージャンルを代表する「マーベル」を挙げながら、こう論じている。
「このシリーズのキャラクターたちはスーパーヒーローではないです。マーベル映画のように、誰もマントを羽織って空を飛んだりしない。あくまで昔ながらのアクション映画。そこが肝心で、開発中はこだわるべきことだと誰もが同意していました。それがフランチャイズの糧であり活力でもあるから、自分たちが何に足を踏み入れているのかは分かっていました。“忠実でいなくちゃいけない”という問題ではなくて、常に僕たちには哲学がありました。それは決して変わりませんし、これからもそうです。」
また、シリーズを続ける上で意識していることとして、テンプルトンは「ヴィランをより手強い相手にすることが重要」だと言及。「戦闘を本物らしく見せるには、適切なキャストが必要です。明確さと、いかにフランチャイズのルーツに忠実でいるかを意識することが重要なんです」と強調した。
第4作にはインドネシアの武術シラットの達人で、神技スタントが炸裂するアクション映画『ザ・レイド』シリーズなどに出演しているイコ・ウワイスが、テロリストのリーダー、スアルト役で初参戦を果たす。怖いもの知らずの“消耗品”チームが、新たな敵とどんな死闘を見せてくれるのか注目だ。
第4作ではバーニー・ロス役のシルヴェスター・スタローンからリー・クリスマス役のジェイソン・ステイサムに主役がバトンタッチとなり、常連組キャストでガンナー・ヤンセン役のドルフ・ラングレン、トール・ロード役のランディ・クートゥアーが続投。新キャストとして、イージー役でカーティス・“50セント”・ジャクソン、CIAエージェントのジーナ役でミーガン・フォックス、マーシュ役でアンディ・ガルシア、ラッシュ役でレヴィ・トラン、ガラン役でジェイコブ・スキーピオ、さらにトニー・ジャーも出演する。
映画『エクスペンダブルズ ニューブラッド』は2024年1月12日(金)日本公開。
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Source:Screen Rant