逮捕のエズラ・ミラー、『ファンタビ』離脱の可能性 ─ クリーデンスどうなる?契約満了か

魔法ワールド『ファンタスティック・ビースト』シリーズから、2人目の降板者が出る可能性が浮上している。第1作よりクリーデンス役を演じてきたエズラ・ミラーだ。
ミラーは2022年3月から4月のあいだで、ハワイで2度逮捕された。一連の問題は、ミラーも出演する映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の公開前後で起きており、米ワーナー・ブラザースにとっては不運が続いている。
しかし、米Deadlineが入手した情報によると、ワーナーの幹部は意外にも逮捕報道に焦りを見せていないという。その理由として、ミラーは『ダンブルドアの秘密』以降の『ファンタビ』シリーズに「これ以上登場する義務を負っていない」ことが挙げられているのだ。『ファンタビ』におけるミラーの出演契約が『ダンブルドアの秘密』で満了したことが察される。
『ファンタスティック・ビースト』を巡っては不祥事が相次いでおり、グリンデルバルド役のジョニー・デップが裁判スキャンダルを理由にシリーズから降板。また、原作者のJ・K・ローリングが「トランスフォビア的」と捉えられる発言をして、大きな批判を招いた。
ミラーは今後の『ファンタビ』出演への「義務を負っていない」とのことだが、『ダンブルドアの秘密』の展開を見ると疑問も残る。仮にクリーデンスが続く第4作で再登場するとなると、ジョニーに続くリキャスト措置が取られるかもしれない。
ただし、第4作には製作側からのゴーサインは出ておらず、脚本も存在していないのが現状だ。当初の予定に反し、クリーデンスが物語から意図的に除かれるという可能性もある。なお、『ファンタビ』シリーズの今後については、親会社のワーナー・ブラザース・ディスカバリーによる最終判断が「数週間以内に」下されるという報道もあり、今は続報を待ちたいところ。
ちなみに、米ワーナーはミラーの出演作として、DC映画『ザ・フラッシュ(原題)』を2023年に控えている。現時点の報道では同作の公開を再調整したり、米HBO Maxでの配信に切り替えたりする予定は無いという。
Source: Deadline