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エズラ・ミラー、少女を非行に巻き込んだとして両親が提訴 ─ 娘「ミラーは同志」、主張の食い違いも

エズラ・ミラー ezra miller

俳優エズラ・ミラーが、更なる問題に直面している。2016年から継続的に、当時12歳だった少女を「操り、コントロールした」として、少女の両親が、保護命令を求める訴状を裁判所に提出していたことがわかった。米Deadlineが複数の情報筋を基に報じている。

訴えを起こしたのは、米ノース・ダコタ州在住の弁護士/活動家チェイス・アイアン・アイズ氏と、小児科医のサラ・ジャンピング・イーグル氏。2人は訴状で、18歳の娘トカタが12歳の頃、同州の先住民保留地として知られるスタンディングロックリザベーションで出会ったエズラ・ミラーによって非行に巻き込まれたと主張している。訴状では「ミラーは暴力や脅迫、暴力の脅威、恐れ、偏執病、妄想、薬を用いて、若いトカタを支配しようとした」との旨も記されているという。

またミラーは、自身の出演作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)の撮影場所として使用されていたスタジオにトカタを案内すべく、アメリカからイギリスに招いたとのこと。2人が一緒にいると思われるパパラッチ画像を掲載した米TMZでは、トカタがミラーの大ファンであったと報じられており、少なくとも本人たちにとってその関係性は友人同士であったことが示唆されている。

訴えを起こしたアイズ氏とイーグル氏は、2人の友情関係が深まっていくにつれて、「エズラがアルコールやマリファナ、LSDを提供した」と主張。さらに2021年12月に私立学校を退学したというトカタの学生生活にも悪影響を及ぼしたと訴えている。また退学後、トカタはミラーに連れられてロサンゼルスやハワイを旅して回ったとのこと。ちなみにミラーは2022年3〜4月にかけてハワイで2度逮捕されているが、トカタとの関連性は定かでない。

提訴を受け、現地時間2022年6月6日にトカタ本人がInstagramで声明を発表。トカタはミラーを「同志」と形容し、両親による訴えの内容が事実と異なっていると主張している。

「5ヶ月前に退学した私は、そのすぐ後に友人であり同志であったウィリアムを失いました。打ちひしがれた私は悲しみを乗り越えるための時間が欲しいと思いました。我が同志であるエズラ・ミラーは、私が喪失感に苛まれていた前述の期間を通して、愛ある支援とかけがえのない擁護を与えてくれました。」

またトカタは、「私を罰するために両親や他の方々が選択した不快な裏切り行為は猛烈に恥ずかしく、トラウマ級で私の人生を変えてしまいました」とも記し、ミラーというよりもむしろ両親に対する不快感をあらわにしている。なお、トカタ自身はメンタルヘルスと向き合うべくセラピストの元にも通う予定とのこと。本件に関する警察の介入も望んでいない意向を明かしている。

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先述の通り、ミラーは2022年3〜4月にかけて2度逮捕され、俳優活動への支障も大きく懸念されているところ。2023年6月には自身が主演を務めるDC映画『ザ・フラッシュ(原題)』の米公開を控えているが、現時点で製作の米ワーナー・ブラザースは予定通りの封切りを目指している模様。訴えを起こした親と当事者である子の間では主張の食い違いが見られており、2022年7月には本件を巡るヒアリングの場が設定されているとのこと。今後も状況を注視していきたい。

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Source: Deadline,TMZ,People

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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