『ワイルド・スピード』に『スーパーコンボ』組再合流の可能性 ─ ドウェイン&ステイサムは「ファミリーの一員」とジャスティン・リン監督

全11作での完結が判明しているカーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズに、スピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)で主演を務めるルーク・ホブス役のドウェイン・ジョンソンとデッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムが再合流するかもしれない。最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で監督復帰を果たすジャスティン・リンが示唆している。
『ワイスピ』初のスピンオフ作品として、『スーパーコンボ』を成功に導いたドウェインとステイサムは、メインシリーズには前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)まで出演。もっとも、ふたりは最新作『ジェットブレイク』には出演しておらず、ファンの間で『スーパーコンボ』を境にメインシリーズに再登場しないのではないかという懸念もあった。
その懸念を高めた大きな要因が、『スーパーコンボ』で製作を兼ねたドウェインと、メインシリーズ主演・製作のヴィン・ディーゼル&ローマン役タイリース・ギブソンとの間でそれぞれ生じていたとされる確執だ。しかし現時点では、どちらの確執も解消されていることが判明しているため、ドウェインとステイサムのメインシリーズ再合流にも再び期待が高まっていた。
そんな中、第9作『ジェットブレイク』ときたる第10&11作でもメガホンを取るリン監督が、ドウェインとステイサムのメインシリーズ再集結をほのめかしている。米Deadlineのインタビューにて、第10&11作に2人が出演する可能性を問われたリン監督は、「彼らが(シリーズを)去ってしまったなんて考えたことはほんとに一度もありません」と答えたのだ。「私にとって、彼らは一つのユニバース内にいます」と監督は続けている。
「彼らはファミリーの一員です。次の章に関して何かをしたり、話したりするときはいつも、制限などは感じないです。これから築きあげるものや、このサーガの最終章で進むものにはワクワクしています。再訪することが楽しみです。いかなるキャラクターにおいても、どんな状況でも、議題に上がると思いますよ。」
こう話すリン監督は『ジェットブレイク』にて、さっそくファミリーの再会を実現させる。死んだと思われていたハンをはじめとする、第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)勢が揃って帰ってくるのだ。また、リン監督はシリーズ3〜6作目を手掛けており、『ワイスピ』ユニバースを最も把握している人物のひとりであるはずから、完結2作でのファミリー総結集を実現させるのに適任と言えるだろう。
ちなみに『スーパーコンボ』は現在、続編映画の脚本作業が水面下で進行中。プロデューサーを務めるハイラム・ガルシアによれば、『ワイスピ』メインシリーズを意識した製作が行われているという。
Source: Deadline