『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』キャスト&声優まとめ ─ ファミリー再集結、新ヴィランや日本人キャストも

世界中で愛される一大カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が、2021年8月6日(金)より公開となった。本作の核となるストーリーは、トレット兄弟の確執。ヴィン・ディーゼル演じる主人公ドミニク・トレットの前に、これまで語られなかった弟ジェイコブが登場する。演じるのは、WWEのプロレスラーとして知られるジョン・シナ。プロレスで培ったパフォーマンス力と強面を携えて、闇を抱えたジェイコブを敵意むきだしに演じる。
このほか本作には、死んだと思われていたハンや第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)に登場した主人公ショーンやトゥインキー、アールも揃って復帰。ハンと謎の関係を持つ女性エルには、唯一の日本人キャストとしてアンナ・サワイが起用されている。
本記事では、ドムやレティらおなじみのファミリーはもちろん、本作に出演しているキャストと吹替声優をまとめてみた。鑑賞のおともとして、ぜひご活用いただきたい。
ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット役)

1967年、米ニューヨーク出身。少年時代よりストリートダンスに興じながら、7歳で初舞台に立つ。1995年に短編映画「Multi-Facial(原題)」を自主製作。同作をきっかけに、スティーブン・スピルバーグ監督に見いだされ、『プライベート・ライアン』への出演が決まる。その後、2000年に『ピッチブラック』、2001年に代表作となる『ワイルド・スピード』に出演し、着実に知名度を上げていった。そのほか、代表作は『トリプルX』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのグルート役など。俳優業と並行してプロデュース業でも精力的な活動を見せている。今後は『アバター』(2009)続編シリーズへの出演を控える。
吹替版声優 楠大典
ヴィン・ディーゼルやイドリス・エルバをはじめ、ジェイミー・フォックス、ジョン・シナ、ドウェイン・ジョンソン、マハーシャラ・アリら、名だたるハリウッド俳優の吹替を担当。アニメ作品では、『トランスフォーマー』シリーズのブラックコンボイ/ギャラクシーコンボイや、「スター・ウォーズ 反乱者たち」ダース・ベイダー(シーズン2から)の声優としても知られる。ほか「ONE PIECE」「BLEACH」「名探偵コナン」など、出演作多数。
ミシェル・ロドリゲス(レティ・オーティス役)

1978年、米テキサス出身。エキストラ出演を重ねた後、『ストレイ・ドッグ』(2018)のカリン・クサマ初監督作『ガールファイト』(2000)で本格的なスクリーンデビューを飾った。2001年公開の『ワイルド・スピード』で一躍名を馳せ、これに続く形で『バイオハザード』(2002)に出演。以降、『S.W.A.T.』(2003)や『アバター』(2009)『世界侵略: ロサンゼルス決戦』(2011)などで強き女性を演じ、肉体派としての地位を確立している。2012年には『バイオハザードV リトリビューション』でレイン役を再演した。次回作は、パラマウント・ピクチャーズ製作のファンタジー・テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』映画化企画。
吹替版声優 甲斐田裕子
吹替では、アン・ハサウェイやエミリー・ブラント、ガル・ガドット、ジェマ・アータートン、レイチェル・ワイズら、錚々たるハリウッド女優の作品を担当。ほか、『インクレディブル・ハルク』(2008)のリヴ・タイラーや『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)のブリー・ラーソン、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)のチャン・ツィイーと、幅広いジャンルで活躍している。「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(2008-2020)や『スパイダーマン: スパイダーバース』(2019)など、アニメ作品にも多数参加。女優として舞台に立ったり、ドラマ・CMのナレーションを担当したり、多岐にわたる活躍を見せる。
ジョーダナ・ブリュースター(ミア・トレット役)
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1980年、パナマ共和国出身。幼少期はイギリス、リオデジャネイロ、ニューヨークなど、世界各国を転々とする。10代でテレビドラマに出演するようになり、1998年に ロバート・ロドリゲス監督の『パラサイト』で映画デビューを飾った。2001年に『ワイルド・スピード』のミア役で一気に知名度を上げる。そのほか、タイリース・ギブソンと共演した『アナポリス 青春の誓い』(2006)や『テキサス・チェーンソー ビギニング』(2006)にも出演。以降、映画では『ワイルド・スピード』シリーズを中心に活動している。ドラマでは、「CHUCK/チャック」(2007-2012)「リーサル・ウェポン」(2016-)「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(2016)などに出演した。
吹替版声優 園崎未恵
アン・ハサウェイ、エヴァン・レイチェル・ウッド、エミリー・ブラント、キルスティン・ダンスト、ジョーダナ・ブリュースターの吹替を多く担当。ほかには、マーベル・シネマティック・ユニバース作品に登場するペギー・カーター役ヘイリー・アトウェルの吹替でも知られている。アニメ声優としては、「BLEACH」袖白雪役や「ONE PIECE」ヴァイオレット役、「キングダム」陽端和役などが有名。
タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース役)

1978年、米ロサンゼルス出身。10代でモデルとしてキャリアをスタートさせる。1998年、20歳のときにタイリース名義で音楽活動も開始。同年発売のファースト・アルバム『Tyrese』は、ゴールドディスク認定を受ける。1996年にシットコム「Hangin’ with Mr. Cooper(原題)」(1992-1997)で役者デビューを飾り、2000年に「ラヴ・ソング」に映画初出演。2003年に、『ワイルドスピードX2』(2003)でポール・ウォーカーの相棒ローマン役に抜擢される。また、『トランスフォーマー』シリーズのエップス軍曹役でも有名。『ワイルド・スピード』と『トランスフォーマー』が代表作となる。直近では、『ブラック アンド ブルー』(2019)や『クリスマス・クロニクル PART2』(2020)に出演。2022年には、マーベル映画『モービウス』を控えている。
吹替版声優 松田健一郎
吹替としては、『スター・トレック』シリーズのジョージ・カーク役クリス・ヘムズワースや『ブラック・クランズマン』(2018)主演のジョン・デヴィッド・ワシントン、『ワイルド・スピード』シリーズのローマン役タイリース・ギブソンを担当。アニメ作品では、「クロックワーク・プラネット」ヴァイネイ・ハルター役や「ブラッククローバー」ゴードン・アグリッパ役などで知られている。ゲーム作品にも多数参加しており、直近の作品では「ゼルダ無双 厄災の黙示録」「モンスターハンターライズ」など。
クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(テズ・パーカー役)
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1977年、米イリノイ州出身。少年時代にヒップホップの中心地アトランタに引っ越し、ラップを始める。地元のラジオ局のラジオパーソナリティで知名度を上げ、ティンバランドなど、有名ラッパーのアルバムに参加。1999年にアルバム『Incognegro』を発売する。俳優としては、タイリース同様に『ワイルドスピードX2』に出演して大きく注目を集める。同作では「2 Fast 2 Furious」「Act a Fool」など、アーティストとして楽曲も提供した。以降、『ワイスピ』のメインキャストとして第5〜9作まで、計6作に出演した。ほか主な出演作には、『クラッシュ』(2004)『ハッスル&クロウ』(2005)『抱きたいカンケイ』(2011)『ニューイヤーズ・イブ』(2011)など。
吹替版声優 渡辺穣
吹替では、『オーシャンズ』シリーズのエディ・ジェイミソンや『ワイルド・スピード』リュダクリスなどで知られる。ドラマ作品では「ER緊急救命室」や「グッド・ワイフ」(2009-2016)に参加した。『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)や「結界師」「名探偵コナン」など、アニメ声優としても活動している。
サン・カン(ハン役)
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1972年、米ジョージア州出身。1999年に『ミステリー・メン』で役者デビューを飾る。『パール・ハーバー』(2001)に端役で出演した後、『Better Luck Tomorrow(原題)』でジャスティン・リン監督と出会う。リン監督とは、間を置くことなく『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で再タッグすることになった。2007年には、『ダイ・ハード4.0』や『ローグ・アサシン』、2009年には『ニンジャ・アサシン』と、アクション映画への出演を重ねる。『ワイルド・スピード』では第3作以降、第6作『EURO MISSION』までメインキャストを演じた。その後、サン演じるハンの復活を望むファンが署名活動を展開。大きな後押しを受け、最新作『ジェットブレイク』で奇跡の再登場を飾ることになった。ほか出演作に『CODE8/コード・エイト』(2019)『ヒーローキッズ』(2020)など。次回作に『スター・ウォーズ』シリーズよりオビ=ワン・ケノービを描く新ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」を控える。
吹替版声優 川島得愛
オーウェン・ウィルソンやマット・スミス、シャールト・コプリーの吹替などで知られる。ほか、『X-MEN』シリーズのパイロ役アーロン・スタンフォードや『グリーン・ランタン』(2011)のピーター・サースガード、『スティーブ・ジョブズ』(2015)マイケル・ファスベンダーなどの吹替を務めた。アニメでは、「僕のヒーローアカデミア」塚内直正役や「コンクリート・レボルティオ」芳村兵馬役を担当している。
ナタリー・エマニュエル(ラムジー役)

1989年、イギリス出身。10代より、「ライオンキング」をはじめ、ウエストエンド製作の舞台作品に出演し始める。2008年、ドラマ「Hollyoaks Later(原題)」(2008-2020)で俳優デビューを飾り、その後はテレビドラマへの出演で経験を重ねた。2013年、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のミッサンディ役で一躍名を知られるようになり、最終シーズンまで出演した。さらに2015年に『ワイルド・スピード SKY MISSION』でラムジー役を演じ、知名度はさらに上昇。以降、『ワイスピ』ファミリーに加わり、『ワイルド・スピード ICE BREAK』を経て、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でも続投を果たした。ほか、『メイズ・ランナー』シリーズのハリエット役でも知られている。待機作に、ザック・スナイダー監督『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)の前日譚映画『アーミー・オブ・シーブス』を控えている。
吹替版声優 坂本真綾
ナタリー・ポートマンの出演作の吹替や、「glee/グリー」(2009-2015)レイチェル役のリア・ミシェルの吹替などで知られる。ほかクリスティーナ・リッチ、マーゴット・ロビー、ミア・ワシコウスカらの吹替も担当した。アニメ作品では、「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役や「桜蘭高校ホスト部」藤岡ハルヒ役、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」真希波・マリ・イラストリアス役などで有名。ほか歌手、ラジオパーソナリティ、エッセイストなど、マルチに活動している。
ジョン・シナ(ジェイコブ・トレット役)

1977年、米マサチューセッツ州出身。大学卒業後はスポーツ用品店で働きながらボディビルダーとして活動していた。2000年代に入りプロレスラーへの転向を決め、米プロレス協会WWEと契約。現在までにWWE世界ヘビー級王座を何度も獲得している。自分の顔の前で手をヒラヒラさせながら「You Can’t See Me(見えっこねぇ)」という決め台詞で相手を挑発する姿は名物だ。2005年以降、現役で活動を続けながら俳優業もスタートさせる。主な出演作に『シスターズ』(2015)『ザ・ウォール』(2017)『バンブルビー』(2018)『ファイティング・with・ファイア』(2019)など。2021年には、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』と『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の2作に出演し、注目度はさらに高まっている。次回作は、『ザ・スーサイド・スクワッド』のスピンオフドラマ「Peacemaker(原題)」。『キングスマン』シリーズの監督で知られるマシュー・ヴォーンの新作スパイ・アクション『Argylle(原題)』にも出演予定。
吹替版声優 中村悠一
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)以降、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)においてキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)の吹き替えを専属しているほか、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースを担当。アニメ声優としては、「おおきく振りかぶって」阿部隆也、「CLANNAD」岡崎朋也、『機動戦士ガンダム00』グラハム・エーカー、「マクロスF」早乙女アルト」、 「おそ松さん」松野カラ松、「ワールドトリガー」迅悠一、「曇天に笑う」曇天火、「呪術廻戦」五条悟、「SHAMAN KING」マルコなど錚々たる作品で大役を務めている。
ルーカス・ブラック(ショーン・ボズウェル役)
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1982年、米アラバマ州出身。1994年、ケビン・コスナーやイライジャ・ウッドが出演する戦争映画『8月のメモワール』で子役デビューを飾る。その後も『スリング・ブレイド』(1996)や『ゴースト・オブ・ミシシッピー』(1996)「アメリカン・ゴシック」(1995-1998)など、著名ハリウッド俳優が主演を務める作品に参加し、着実に経験を積む。2005年には、サム・メンデス監督の戦争映画『ジャーヘッド』でジェイク・ギレンホールと共演。2006年に、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で主人公ショーン役に抜擢され、一躍注目を浴びた。その後は『レギオン』(2010)や『42〜世界を変えた男〜』(2013)に出演。2015年には、『ワイルド・スピード SKY MISSION』でショーン役を再演し、『ジェットブレイク』で再びシリーズ復帰を果たす。趣味は魚釣り。
吹替版声優 浪川大輔
吹替では、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのフロド役イライジャ・ウッドを主に担当してきた。ほか『ターミネーター2』(1991)ジョン・コナー役エドワード・ファーロングや、『スター・ウォーズ』アナキン・スカイウォーカー役ヘイデン・クリステンセン、『ワイルド・スピード SKY MISSION』トニー・ジャーらの声を当てている。アニメ声優としては、「ハイキュー!!」及川徹役や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ギルベルト・ブーゲンビリア役、「HUNTER×HUNTER」ヒソカ役など、代表作多数。
バウ・ワウ/シャド・モス(トゥインキー役)
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1987年、米オハイオ州出身。幼少期からラッパーとして活動を始め、1990年代後半にスヌープ・ドッグに発掘されて注目を浴びる。2002年にアクション・コメディ映画『グッドボーイズ』でカメオ出演を果たし、スクリーンデビュー。その後は音楽活動と並行して役者業にも取り組む。2006年に『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でトゥインキー役に起用され、日本でもその名を知られるようになる。以降、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」(2004-2011)「Are We There Yet?(原題)」(2010-2013)「CSI:サイバー」(2015-2016)と、ドラマシリーズに出演。2021年3月には、米Buchwaldとエージェント契約を交わし、俳優としての活動を本格的に再開。『ジェットブレイク』にて、約15年ぶりにトゥインキー役再演を果たす。
吹替版声優 木村昴
『キングスマン』シリーズや『フッド: ザ・ビギニング』(2018)『ロケットマン』(2019)など、タロン・エジャトンの吹替で知られる。このほか、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品のエムバク役ウィンストン・デュークや『グレイテスト・ショーマン』(2017)フィリップ・カーライル役ザック・エフロンの声を当てている。次回作には、『G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ』(2021)で主演を務めるヘンリー・ゴールディングの吹替を務める予定。声優としては、2005年から「ドラえもん」にて、ジャイアン/剛田武の声を担当している。
ジェイソン・トビン(アール役)
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1983年、香港出身。大学でイギリスに渡り、俳優を志すようになる。1996年、ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」(1996-2001)で役者デビューを飾る。以降、映画・ドラマで出演を重ね、2002年に映画『Better Luck Tomorrow(原題)』で後に『ワイルド・スピード』で再タッグを飾ることになるサン・カンとジャスティン・リン監督と出会う。2006年に『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』にアール役で出演。日本の女優、北川景子と仲の良い同級生役として共演した。2019年には、ジャスティン・リン製作総指揮のドラマ「ウォリアー」(2019-)のメインキャストとして出演開始。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でトゥインキー役のバウ・ワウと共に15年ぶりの復帰を果たした。
吹替版声優 下野紘
吹替では、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)や『グッバイ・クリストファー・ロビン』(2017)『移動都市/モータル・エンジン』(2018)などに参加。アニメ声優としては、「鬼滅の刃」我妻善逸役や「僕のヒーローアカデミア」荼毘役、「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役などで知られる。声優活動デビュー15周年には「下野紘ソロプロジェクト」として、ソロ活動をスタートさせた。
マイケル・ルーカー(バディ役)

1955年、米アラバマ州出身。1986年、31歳のときにドラマ「クライム・ストーリー」(1986-1988)にて俳優デビューを飾る。同年、『ヘンリー』で実在の殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスを演じ、一躍有名に。以降、ハリウッドで活躍を見せ、『JFK』(1991)『クリフハンガー』(1993)『ボーン・コレクター』(1999)などに出演。ジェームズ・ガン監督の常連としても知られ、『スリザー』(2006)『スーパー!』(2010)、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでタッグを組んだ。ガン監督が製作を務めた『ブライトバーン/恐怖の拡散者』(2019)でもカメオ出演した。ほか直近では、『ファンタジー・アイランド』(2020)『ラブ&モンスターズ』(2020)「TRUE DETECTIVE/迷宮捜査」(2019)などに出演。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)ではガン監督と再びタッグを組んだ。次回作にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」を控える。
アンナ・サワイ(エル役)

1992年、ニュージーランド出身。エイベックス・マネジメント所属の女性ダンス&ボーカルグループであるFAKYの元メンバーとして知られる。グループではAnnaと名乗っていた。登坂広臣(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)のソロツアーではオープニングアクトを務めた実績もある。2018年12月20日、女優業に専念するためにグループを脱退した。2009年に『ニンジャ・アサシン』でハリウッド映画デビューを果たし、窪塚洋介&平岳大ら出演のNetflixオリジナルシリーズ「Giri / Haji」(2019)にも出演。2021年、『ジェットブレイク』に唯一の日本人キャストとして抜擢され、ブレイクを果たす。次回出演作として、作家ミン・ジン・リーによる傑作小説『パチンコ』(文藝春秋)のドラマ化作品を控えている。
ヘレン・ミレン(ミセス・ショウ役)

1945年、イギリス出身。英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにて舞台女優として活動を始める。1967年に映画『Herostratus(原題)』でスクリーンデビューを飾り、以降はドラマ・映画に出演を重ねた。1984年に『キャル』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。2006年には『クィーン』でエリザベス2世を演じ、アカデミー主演や英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞など名だたる授賞式で主演女優賞を獲得した。エミー賞、トニー賞でも受賞歴を持ち、アカデミー賞とあわせて三冠を達成している。ほか出演作に、『モスキート・コースト』(1986)や『サイレンサー』(2006)『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)、『ワイルド・スピード』シリーズなど。近年の出演作は『ANNA/アナ』(2019)『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)『グッドライアー 偽りのゲーム』(2019)など。次回作として、2023年米公開予定の『シャザム!』続編『Shazam! Fury of the Gods(原題)』を控える。
カート・ラッセル(ミスター・ノーバディ役)

1951年、米マサチューセッツ州出身。1962年に「わんぱくデニス」(1959-1963)でデビューを飾ってから、子役として活動をスタートさせた。さっそく1963年には、エルヴィス・プレスリーが主演を務めた『ヤング・ヤング・パレード』で映画デビューを果たし、以降ディズニー作品の少年役で知られるようになった。途中、1970年代には野球選手への転向を発表し、3年間マイナーリーグでプレイするも、怪我により再び俳優業に専念することとなった。復帰後は、『パニック・イン・テキサスタワー』(1975)『ニューヨーク1997』(1981)『遊星からの物体X』(1982)『バックドラフト』(1991)『エスケープ・フロム・L.A.』(1996)など、数々のハリウッド作品に出演。2000年代に入っても活動を続け、『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007)『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)『ヘイトフル・エイト』(2016)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)など、幅広いジャンルの作品に名を連ねた。近年の出演作は、『クリスマス・クロニクル』シリーズや『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)など。
シャーリーズ・セロン(サイファー役)

1975年、南アフリカ共和国出身。10代からモデルとして活動し、世界を飛び回る。その後、米ニューヨークに移り、バレエ学校に入学。ダンサーを目指すも断念し、俳優を志すようになる。1996年に『2 days トゥー・デイズ』で映画デビューを飾り、その後は『すべてをあなたに』(1996)『Mr.ダマー2 1/2』(1997)『マイティ・ジョー』(1998)などに出演。2003年、製作デビュー作でもある『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞受賞を受賞した。以降、『スタンドアップ』(2005)『ヤング≒アダルト』(2011)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)など、コメディから硬派なアクションまで、幅広い役に挑戦した。近年では、『アダムス・ファミリー』(2019)『スキャンダル』(2019)『オールド・ガード』(2020)に出演。現在は『オールド・ガード』続編の企画が進行中。
吹替版声優 田中敦子
吹替ではグウィネス・パルトローやニコール・キッドマン、ケイト・ベッキンセールらを担当。ほか、ジュリア・ロバーツ、トニ・コレット、ダイアン・レインらの作品にも参加している。直近では『ブラック・ウィドウ』(2021)でメリーナ役レイチェル・ワイズの吹替を務めた。アニメでは「攻殻機動隊」草薙素子役や「NARUTO -ナルト- 疾風伝」小南役で知られる。ナレーターとしての活動も展開中。
トゥエ・アーステッド・ラスムッセン(オットー役)
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1985年、デンマーク・オールボー出身。2008年に短編「Snooze(原題)」で役者デビューを飾る。2013年にデンマーク映画『孤高のスナイパー』でスクリーンデビューを果たし、その後は国内作品への出演を重ねる。直近では「Nursing School(英題)」や「The Ambassador(英題)」などドラマ作品での活躍が続いており、『ジェットブレイク』で念願のハリウッド大作出演への切符を掴んだ。
吹替版声優 神谷浩史
吹替では、『ハンガー・ゲーム』シリーズのピーター・メラーク役ジョシュ・ハッチャーソンや、DC映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『ジャスティス・リーグ』(2017)のレックス・ルーサー役ジェシー・アイゼンバーグなどで知られる。アニメ声優としても多忙を極めており、主な出演作では「イナズマイレブン」灰崎凌兵役や「ドラゴンクエスト」テリー役、「SDガンダムフォース」のキャプテンガンダム役など。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』キャスト・声優一覧
キャラクター名 | キャスト | 日本語吹替声優 |
ドミニク・トレット | ヴィン・ディーゼル | 楠大典 |
レティ・オーティス | ミシェル・ロドリゲス | 甲斐田裕子 |
ミア・トレット | ジョーダナ・ブリュースター | 園崎未恵 |
ローマン・ピアース | タイリース・ギブソン | 松田健一郎 |
テズ・パーカー | クリス・“リュダクリス”・ブリジッジス | 渡辺穣 |
ハン | サン・カン | 川島得愛 |
ラムジー | ナタリー・エマニュエル | 坂本真綾 |
ジェイコブ・トレット | ジョン・シナ | 中村悠一 |
ショーン・ボズウェル | ルーカス・ブラック | 浪川大輔 |
トゥインキー | バウ・ワウ/シャド・モス | 木村昴 |
アール | ジェイソン・トビン | 下野紘 |
バディ | マイケル・ルーカー | ── |
エル | アンナ・サワイ | ── |
ミセス・ショウ | ヘレン・ミレン | ── |
ミスター・ノーバディ | カート・ラッセル | ── |
サイファー | シャーリーズ・セロン | 田中敦子 |
オットー | トゥエ・アーステッド・ラスムッセン | 神谷浩史 |
▼ 『ワイルド・スピード』の記事
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