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『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』宇宙行きのウワサ、監督&ヴィン・ディーゼルが説明「限界への挑戦が責任」

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
(c) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

これまで以上にド派手な演出が期待されている『ワイルド・スピード』シリーズの最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。本作の展開を巡っては、実現すればシリーズ初となる宇宙進出の噂がファンの間で囁かれてきた。

そんな中、2021年4月14日(現地時間)に公開された最新予告編にあわせて開催された記者会見の場で、ドム役ヴィン・ディーゼルらキャスト陣とジャスティン・リン監督が、この噂に関する真相を詳しく説明している。

この記事には、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のネタバレとなり得る内容が含まれています。

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
(c) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

『ジェットブレイク』における宇宙行きの噂は、テズ・パーカーを演じるクリス・“リュダクリス”・ブリッジスが2020年7月に繰り出した発言に端を発する。インタビュアーとの何気ない会話の中で宇宙行きの話題が上がると、リュダクリスは「とても直感が冴えてますね」と発言したのだ。後に宇宙行きの質問を受けたレティ役のミシェル・ロドリゲスが、リュダクリスと同様に否定しなかったこともあり、噂は確度を増して更に拡がった。

こうした経緯の中、新たに公開された予告編映像で状況が一転する。ロケットが発射されたり、宇宙服を着たテズとローマン(タイリース・ギブソン)がジェットエンジン搭載の車で上空へ発射したり、宇宙行きを確信させるような描写が映し出されたのだ。これを受けて、記者会見の場でも、シリーズの宇宙行きが議論の的となった。

司会を務めた米Rotten Tomatoesのジャクリーン・コリーは、「本当に実現するとは思いませんでした」と宇宙行きを前提にした上で、リン監督とキャスト陣にコメントを求めた。これにリン監督は、回を重ねるごとに拡大を続けるシリーズの歩みを踏まえた上で説明している。

「(『ワイスピ』は)これまで歩んできた旅で人気を得てきましたし、世界中のファンとの関係性も築いてきました。だから、限界に挑戦することこそ、映画を作るたびに私たちが取るべき責任なんです。私にとって(宇宙行きは)やらなければいけないアジェンダのようなものではなく、このフランチャイズで挑戦しようとしていることの精神性や本質を考えてすごく自然に生まれたものなんです。」

「宇宙へ行く」ことを明言せずに、言葉を選んで回答したリン監督だが、「実際にロケット科学者に話を聞きに行ったんです」と続けており、宇宙行きを事実上認めている。プロデューサーを兼ねるヴィンも「調査は行いましたよ」と同調。「ジャスティンの言っていることは100%正しいです」と語っている。

「このサーガが成し遂げてきたことは、景色を与えることだと思います。その背景には、常に意味が存在するんです。キャラクターたちを待ち受けるストーリー展開をご覧になれば、合点が行くと思います。“本当にやりやがったよ”って思う人もいるのは理解できますし、こういうのって楽しいじゃないですか。景色を高くすることって魅力的なことだと改めて思います。」

現状、『ジェットブレイク』で誰が宇宙に行くのかは定かでないが、その筆頭候補は宇宙服を着たテズとローマンだろう。これについて、「なんでこの2人になったんですか?」と司会者が聞くと、出演者たちはただただ大笑い。その理由についての言及は避けられた。予告編での2人のやり取りから察するに、一筋縄ではいかない展開が待っていそうだが…。

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2021年8月6日(金)全国公開。

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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