『ワイルド・スピード』第9作の初映像が米公開、ドムとレティが息子ブライアンに授けたものとは ─ 「今じゃ俺が父親だなんて」

ヴィン・ディーゼル主演、人気カーアクション映画シリーズ『ワイルド・スピード』第9作(タイトル未定)より、米特報映像が公開となった。米時間2020年1月31日(金)には、これに続く初の予告編映像が登場するという。
※2020年2月1日(土)09:00追記 米予告編映像が公開された。
本作は、2019年公開のスピンオフ作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』とは異なり、ヴィン・ディーゼル演じるドミニク(ドム)・トレットが活躍するメインシリーズの最新作だ。映像では、父になったドムと、レティ、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)ラストでブライアンの名を授けた息子が、少し成長して登場する。
JUST IN: Your first look at #FAST9 starring @VinDiesel & @MRodOfficial!
Full trailer drops this Friday, — January 31st. @TheFastSaga #F9 pic.twitter.com/LwMiBZBsLy
— #FastFamily (@FastFamily) 2020年1月28日
「指に気をつけろよ、怪我しないようにな」車の整備作業する父ドムの側で、幼い息子ブライアンは父のお仕事の役に立とうと工具を手渡す。「本当にそれかな?」と父に言われ別の工具を取り直す我が子を、ドムは優しい顔で見ている。
「変わったよな。今じゃ、俺が父親だなんて」ドムはしみじみと語る。「もう無茶な生き方は出来ねぇよ。」すっかりパパの顔で息子を寝かしつけるドムは、しかしおなじみの白いタンクトップ姿は変わらない。「パパはいつも、お前と一緒だからな。」ブライアンの額にキスをするドムのもとに、ゆっくりと歩み寄るレティ。「ちびブライアンちゃん」と、かつての盟友の名を授かった我が子に語りかける。「プレゼントだよ。あなたのパパが私にくれたんだよ。これをあなたにあげるからね。お守りだよ。あなたを守ってくれる。」
レティがブライアンに授けた十字架のネックレスは、『ワイルド・スピード』シリーズ第一作(2001)からドミニクが着用していたものだ。レティには婚約指輪の代わりとして贈られており、やがて物語の中で様々な運命を辿る。『ワイルド・スピード ICE BREAK』でも重要な役割を果たした。
なぜレティは、この「お守り」を息子ブライアンに授けたのか。一体、何から守ってくれるのだろうか。震えながら十字架を握る手からは、ただならぬ脅威の到来を予感させられる。
シリーズを追い続け、ドムやレティと同じ様に父親・母親の立場になったというファンも多いだろう。我が子を守るべく、ドムたちは本作でどのような戦いに挑んでいくのか。「もう無茶な生き方は出来ねぇ」というセリフが意味するものとは……?
ドム役で主演のヴィン・ディーゼルからは、Instagramを通じて本作のティーザー・ポスターも届けられた。映像同様、十字架のネックレスがフィーチャーされている。
監督は、第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)から第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)までを手掛けたジャスティン・リン。本作について「シリーズ史上、ずば抜けて野心的な作品」との意気込みを語っている。
出演者はヴィン・ディーゼルやミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソンというレギュラーメンバーのほか、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)のシャーリーズ・セロン&ヘレン・ミレンも再登場。新キャストとしてWWE出身の人気レスラーであるジョン・シナ、女性ダンス&ボーカルグループFAKYの元メンバーとして日本での活動実績もある日系女優のアンナ・サワイ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ヨンドゥ役のマイケル・ルーカー、そして音楽界からカーディ・B&オズナという2大シンガーが出演する。『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)出演組のドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムは登場しないとされる。
映画『ワイルド・スピード』第9作は2020年5月22日に米国公開予定。ファミリーたちの熱い戦いが、再びやってくる。
※2020年2月1日(土)09:00追記 米予告編映像が公開された。