ファルコン役アンソニー・マッキー、『シビル・ウォー』初めての着陸シーンで顔面から着陸していた

ファルコン/サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーは、マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて絶対に欠かせない存在となった。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題)」では、いよいよタイトルロールを務めることとなり、物語上でもこれまでで一番の重責を担う。
しかし、そんなマッキーにも初挑戦があった。米Entertainment Weeklyでは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でファルコンとして初めての“着陸”に挑んだ際のエピソードが語られている。
「マーベル映画で初めてアクションをやることになって。僕はファルコンという役なので、グラフィックのチームも、監督たちも、みんなが“鳥みたいに降りてきてほしい”って言うんです。翼があるから、脚をひっこめて、重心を下げて、翼の速度を落として、それから自分の足で立つ。マイムやピエロをやっていた頃に戻ったみたいに、鳥の勉強を始めましたよ。どうやって着陸するのか、どうやって離陸して、どうやって飛ぶのか……。」
マッキーいわく、初めての“着陸”となったのは『シビル・ウォー』での空港シーン。ヴィジョンが放った光線をファルコンがかわし、代わりに直撃を受けたウォーマシンが地上に落下した直後のショットだ。
「着陸しなきゃいけないので、30フィート(約9メートル)くらいまで引き上げられて、振り子にくくりつけられて。そこから足を下ろして、位置どおりに着陸するはずだったんです。だけど、自分の下半身があんなに重いとは思わなかった。ロープを引いて足を下に持ってこようとしたら、重心をつかめずに、顔から土に落ちちゃって、10フィート(約3メートル)くらい跳ねて。顔がもう、草と泥だらけ。スタッフはめちゃくちゃ笑ってましたよ、みんな大笑いだったな。」
ちなみにマッキーは、その後も着陸シーンに幾度となく挑戦しているが、本人いわく「毎日が失敗のコメディ」だったそう。「着陸するたび、どうやって僕を殺すつもりなのかなって。“今日はどうやってぶつける?”って言われてるみたいな」。ジョーク交じりの語り口ではあるものの、なにげない着陸シーンがいかなる苦労の上に撮られているのか、その一端がうかがえるというものだ。
Source: Entertainment Weekly