ファルコン役スタントダブル、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で引退 ─ 舞台裏でも世代交代、新たなキャリアへ

マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」をもって、ファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)のスタントを務めてきたアーロン・トニーがファルコン役を離れることがわかった。2020年10月、アーロン自身がInstagramにて明かしていた。
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『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ&デヴィッド・リーチによるアクション専門の制作会社「87eleven Action Design」に所属するアーロンは、MCU作品において『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)からファルコンのスタントを務め、『ブラックパンサー』(2018)ではブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)やエリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)などのスタントも担当。
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の撮影はコロナ禍の影響で一時中断を余儀なくされたが、アーロンは撮影を振り返って「とんでもない9ヶ月間でした」とコメント。スタントチームのメンバー、そしてアンソニー・マッキーへの謝意とともに、「ファルコン役を演じ、そして締めくくらせてくださったMCUに感謝します」と記した。
2003年ごろからスタント/アクションのキャリアを開始したアーロンは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006)など数多の映画・ドラマに参加し、スタント・コーディネーターやコレオグラファーとしても活躍。ファルコン役を演じるアンソニー・マッキーのスタントは「オルタード・カーボン」シーズン2(2020)でも担当している。
引退のアナウンスを経て、JAMCastに登場したアーロンは「『パイレーツ・オブ・カリビアン』の時は(チームのメンバーで)一番若かったんですよ」と振り返った。「それが『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では年を重ねて、若い人たちを見ているわけです。たとえば、デヴィッド・ウォーレン(スタントダブル)は素晴らしい。彼を見ていると年を取ったなと思います」。劇中ではスティーブ・ロジャースからサム・ウィルソンに盾が継承されたが、舞台裏でも同じように世代交代が行われているということだろう。
ちなみに、アーロンは「ひとつが終わり、またひとつ始まる」とも記しているように、新たなキャリアの展開を模索中。製作会社「Project H」を設立し、現在は2014年の短編映画『Throne(原題)』の世界観を拡大する取り組みに挑んでいる。
ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は2020年3月19日にDisney+にて日米同時配信開始。
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Sources: Aaron Toney, JAMCast, ComicBook.com