「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は6時間の映画のよう、アンソニー・マッキー語る「何もかもレベルが違う」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and the Winter Soldier)」は“6時間の映画のよう”。ファルコン役のアンソニー・マッキーが製作の手応えを語った。
米Varietyの対談企画「Actors on Actors」に登場したマッキーは、『ブラインドスポッティング』(2018)のダヴィード・ディグスから「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の撮影について「映画と同じですか? それとも別物の体験ですか?」と尋ねられるや、「いや、映画と同じ」と即答している。
「テレビの経験がある人はみんな、“こんなテレビはやったことがない”って言ってる。まさに、映画をテレビに切り分けるように撮影してる感じ。2時間じゃなくて、6時間や8時間の映画として。」
マッキーはMCU映画を「サマーキャンプに参加するよう」と形容しており、本作でもその経験は同じだと話している。「作品のために集まっているのは同じチームだし、スタントも、何もかもレベルが違う。どのドラマも、どの映画でも、彼らはとにかく限界に挑んでいるし」。マーベル側の力の入りようがうかがえるというものだ。
一方、マッキーは映画とドラマの違いを肌身で感じてもいるようだ。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の撮影は2019年10月下旬に開始され、2020年3月、撮影終盤に新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされている。想定外の撮影中断は、製作費に思わぬ負荷を与えたのである。
「僕らはヨーロッパで撮影してて、(コロナ禍は)最初にヨーロッパのほうで始まったから、アメリカよりも2週間早く撮影を中断しました。面白かったのは、予算に制限のあるマーベル作品はこれが初めてなんだって思えたこと。僕としては、“マーベルだし、永遠に撮り続けられるでしょ”みたいな経験ばかりだったんだけど、“ムリです、今日やらなきゃ”みたいな(笑)。それは映画とはぜんぜん違うけど、すごく楽しい。」
なお撮影再開の時期について、マッキーは「もうすぐ再開できることを願っています」とだけコメントしている。米国での配信時期は2020年8月と告知されているが、米ディズニーは正確な配信スケジュールを発表しておらず、予定通りのスタートを切れるかどうかはまだ未知数だ。
Source: Variety