『ワイルド・スピード』完結後のシリーズはどう続くのか ─ 出演者がアイデア、鍵は「次世代」と「女性」

20年間続いてきた『ワイルド・スピード』は、ヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレットを主人公とするメインシリーズが全11作で完結することが判明している。それでは、その後の『ワイスピ』はどう展開されていくのだろうか。シリーズ第1作からメインキャストとして出演してきたミア・トレット役のジョーダナ・ブリュースターが、真っ当なアイデアを出している。
米Entertainment Weeklyにて、『ワイスピ』完結後を前提にスピンオフ展開の可能性について訊かれたジョーダナは「50代から60代になったミアを演じてみたいです」と意見を述べている。どうやら前日譚ではなく後日譚に乗り気なようだ。ミアには、ブライアンとの間にジャックという一人息子がいるが、ジョーダナが後日譚、さらには数十年も先の物語に興味を示すのには、ジャックのような“次世代”がひとつの肝となっている。
「ブライアンとの子どもたちがティーンとか20代になった時くらいのことですかね?彼らは今何しているのか。私はどこかに身を潜めているのか。そこでは何が起きているのか。彼らは何かの問題に巻き込まれていて、ヴィン(ドミニク)とか私の助けを必要としているのではないか。そういったことがすごく面白いと思います。この先も、(『ワイスピ』は)さらに続いていけると思うんです。子どもたちも成長していきますから。」
ミアの数十年後を演じることに意欲的なジョーダナがそう思うのには、いち女性としての価値観も関係しているようだ。ジョーダナは「女性は年齢と共にどんどんと良さを増していくと思うんです。そういった姿を見るのは大好きです」と語っている。「女優は年齢を重ねるにつれて魅力的になっていくんです」。
次世代のみならず、『ワイスピ』における女性の活躍にも目を向けたジョーダナだが、そんな彼女の願望は実現段階にある。2019年より、女性キャラクターたちによるスピンオフ企画が進行しているのだ。同企画には、脚本家がすでに決定しているほか、『スーパーコンボ』でマダムM役を演じたエイザ・ゴンザレスも前向きな発言をしている。
ジョーダナが一案として出した“50代から60代になったミア”をフィーチャーした作品の実現はしばらく先になりそうだが、いずれにせよメインシリーズ完結後の『ワイスピ』は、展開にあたってのアイデアには事欠かなさそうだ。ところで、前日譚や後日譚と聞くと『スター・ウォーズ』を思い出させる。旧三部作、新三部作、続三部作で構成されたスカイウォーカー・サーガのように、『ワイスピ』にもトレット・サーガなる巨大構想があったりしたら面白いだろうか。
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Source:Entertainment Weekly