『ワイルド・スピード』将来のシリーズ展開はどうなる ─ 『ジェットブレイク』監督「ふさわしい舞台があれば常にウェルカム」

人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』にて約8年ぶりに復帰を果たすジャスティン・リン監督が、将来的なフランチャイズ展開について語った。いわく、「よく話にはあがっている」という。
『ワイルド・スピード』シリーズは、2001年に始まったメインストーリーが全11作で完結することが判明している。2019年には、それまでの歩みから分岐する形で、ルーク・ホブス役ドウェイン・ジョンソンとデッカード・ショウ役ジェイソン・ステイサムの2人によるスピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が製作された。
ほか、初のアニメスピンオフとして、ヴィン・ディーゼル演じるドムの従弟トニーを主人公にした作品「ワイルド・スピード: スパイ・レーサー」(2019-)も始動するなど、ユニバースは拡大を見せている。また、現在は女性キャラクターのスピンオフ企画が水面下で進行している模様。こうした中、米Deadlineのインタビューに応じたジャスティン・リン監督が、更なるスピンオフ展開について言及している。
「流動的なことだと思います。このフランチャイズに参加していてすごく大好きなのは、シリーズがIP(知的財産)に基づいているのではなく、今までの映画を通して私たちが作り上げてきた哲学や文化に基づいているということなんです。私たちを箱に入れたり、レッテルを貼ろうとしたりする人たちがいるなら、やるべきことはそれを突き破ること。私たちはこういうことをずっと行ってきました。」
こう語るリン監督は、「キャラクターたちを見せるふさわしい舞台があるのであれば」と前置いた上で、スピンオフ展開について「そういった話は常にウェルカムですね」と前向きな姿勢を見せている。「ですし、そういうのはよく話にあがっています」。
その一方で、「何をするにしても、それが正しい動きなのかを確認する時は慎重にもならないといけませんね」とリン監督。議論を重ね、ファンの期待を“突き破る”ための下準備が大前提ということだろう。
ちなみに現在、『スーパーコンボ』続編映画の脚本作業が進行中。前作が大ヒットしただけに、これを上回る成功を得ることになれば、更なるユニバース拡大にも拍車がかかるはずだ。
Source: Deadline