会員登録

Search

『ワイルド・スピード』映画もう一本製作? ─ ヴィン・ディーゼル「最後の3部作」示唆、『ファイヤーブースト』はその序章か

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
© Universal Studios. All Rights Reserved.

『ワイスピ』映画シリーズが、さらにもう1本の最終作を製作する意向であることが明らかになった。2023年5月19日より公開の最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は完結2部作の前編とされていたが、これが3部作にシフトチェンジされた格好だ。

ドミニク・トレット役で主演し、シリーズ製作も手がけるヴィン・ディーゼルがローマ開催のプレミアイベントで明かした。「このサーガ以外で、ドムは将来どうなっていくのですか」と尋ねた米Fandangoの取材に対し「それはすごく良い質問です」として、次のように告知した。

「フィルムメーカーとしては、あまり肩肘張らずに映画を楽しんでほしいところなのですが、実はこうなんです。本作の製作にあたって、スタジオ側からは“2部作にできないか”と打診されました。そしてこの完成版を観たスタジオは、今度はこう言ってきたんです。“本作をフィナーレの3部作ということにできないか”とね。」

ディーゼルの脇にいたレティ役のミシェル・ロドリゲスも「どんな物語でも三幕構成ですよね」と添え、3部作構想が水面下で進行していることを示唆している。

思わぬスクープに、レポーターが「本当ですか?3部作になるってことですか!」と大興奮で反応すると、ディーゼルは「これはマズいことになるぞ」と笑ってみせ、ロドリゲスの手を引いてレッドカーペットの群衆の中に足早に消えていく。これが事実であれば、『ファイヤーブースト』は完結3部作の第1作ということになる。

これまでサーガの完結作とされていたシリーズ第11作は『Fast X Part 2』の原題で2025年公開予定が発表されたばかり。『ファイヤーブースト』では、シリーズ最狂の敵ジェイソン・モモアが参戦し、復讐のためファミリー壊滅に挑む。撮影開始直後に降板したジャスティン・リンに変わって、『トランスポーター』シリーズのルイ・ルテリエ監督が『Part 2』も引き続きメガホンを取る。

ワン・モア・レースとなる第12作目は、現時点ではキャストによって示唆されただけの状態で、正式決定となれば改めて何らかの発表がなされるはずだ。5月19日より日米同時公開の『ファイヤーブースト』が好発進すれば、その景気付けに新情報が投下される可能性もある。

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly