『ワイルド・スピード』ヴィン・ディーゼルのドウェイン・ジョンソン復帰要求にプロデューサーが反応「感謝している」

『ワイルド・スピード』シリーズで主演・製作を務めるヴィン・ディーゼルが、完結2部作となる『ワイスピ』第10&11作への不参加を表明していたドウェイン・ジョンソンに対して、SNS上で復帰を求める声明を出したことが大きな話題となった。現時点で、ヴィンの呼びかけに対してドウェインからのレスポンスは(少なくともSNS上では)見られていないが、このたびドウェイン・サイドのプロデューサー、ハイラム・ガルシアがこの一件に関する私見を伝えた。
ヴィンとドウェインは、『ワイスピ』の撮影現場でのすれ違いがきっかけで、2016年頃から不仲説が囁かれてきた。2人は『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)を最後に共演していないが、直近になり、それぞれが海外メディアとの取材でこの一件を省みる機会が見られていた。しかし、2021年11月7日(現地時間)、ヴィンがInstagramの投稿で「君はとても大切な役割なんだ。ホブスは他の誰にも演じられない」とドウェインに対して直接的な訴えかけを見せたことで、ファンの間では今後の展開に注目が集まっている。
そうした中、ヴィンの投稿に言及したのが、ドウェインのビジネスパートナーであり、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)のプロデュースを務めたプロデューサーのハイラム・ガルシアだ。米Screenrantの取材に応じたガルシアは、できるだけ中立的な立場から、これからの行く末を案じている。
「この(『ワイスピ』の)世界で出てくるものは、予測することもコントロールすることもできません。私自身、今ではもう慣れましたし、彼(ドウェイン)もそうだと思います。ドウェインは『レッド・ノーティス』のプロモーションですごく忙しいので、この一件について聞けていないんです。あの世界では思いがけない展開もありますが、こちらとしては現実を受け入れるだけです。
だって『ワイスピ』ファミリーのことですから。でもほら、今ではドウェイン・ジョンソンは世界一の映画スターです。ドウェインに出演を依頼しようとできる人なんて誰もいないでしょう。だから(ヴィンのアプローチには)感謝しています。やるだけやってみて、何かが起こるのを待つしかないんです。(ドウェインには)何通ものダイレクトメッセージが届いているはずですし、彼(ヴィン)も(投稿を通してだけではなく)ダイレクトメッセージを送っていると思いますよ。」
Instagramの投稿を通してドウェインにシリーズ復帰を求めるという、やや遠周りなヴィンのやり方には疑問の余地も残っていた。そんな中ガルシアは、ヴィンがドウェインに直接的なアプローチを取ってもいると見立てているようだ。上にもある通り、ドウェインは最新作『レッド・ノーティス』のプロモーションで多忙を極めているようでもある。仮にドウェインがヴィンの要求を把握していたとしても、『ワイスピ』への復帰の検討にはそれなりの時間を要するはずだ。とにかく今は、これからの展開を待つしかない。
Source: Screenrant