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「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第2話のあのシーン、大部分がアドリブだった

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の主人公サムとバッキーは、仲悪そうにしているわりに息のあった掛け合いを見せてくれる。なかでも第2話では、大部分がアンソニー・マッキーとセバスチャン・スタンのアドリブで行われていたシーンがあったという。

この記事には、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のネタバレが含まれています。

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

これを語るのは、第1話からセラピスト、クリスティーナ・レイナー博士役で出演するエイミー・アキノだ。第1話で、悪夢に苛まれていたバッキーのセラピストとして登場したレイナー博士は、続く第2話でサムとバッキーのセラピーを行う。このシーンは、互いに不満を抱いている様子のサムとバッキーが理解し合えるようになるための、いわば仲直りの場。その第一歩として、レイナー博士は内に抱える本音を2人に全て吐き出させるのだ。

同シーンについて、米Colliderのインタビューで振り返ったアキノは、「このシーンでは、私たちはどんなものになるかという大枠と求められていること、そして最終的にどうなるかを把握していました」と語る。「けれど、監督のカリ(・スコグランド)は素晴らしい方で…」と続けるアキノは、このシーンはマッキーとスタンによる即興が全てだったと明かしている。

「(監督は)これという瞬間を見つけるために、彼ら2人にアドリブだけをさせていました。彼らはアドリブで一時を過ごさなければならなかったんです。脚本にしたがえば、ああいうことは全くしないはずでした。なので、大部分がアドリブでしたよ。最初と最後は除きますけど。最初に始まったところから続けて、私が干渉するところに辿り着かなければいけませんでした。でも2人の間の(やりとり)は、あれが全てです。」

このセラピーシーンを振り返ると、サムとバッキーが互いに向き合う辺りから、マッキーとスタンによる掛け合いが始まる。「もっと近くに寄って」というレイナー博士の指示に、「右か左か?」と同時に話し出すシンクロぶりのマッキーとスタン。「いっそのこと」と言って、マッキーがスタンのももをがっしり掴んで上手い具合に身体を重ねる瞬間なんかは、思わずニヤッとしてしまった方もいるのでは。

こうしたマッキーとスタンのアドリブについて、「彼ら2人が築いてきた関係の賜物です」と語るアキノ。スコグランド監督も2人の関係性を考慮に入れた上で、アドリブの演出を組み込んだのかもしれない。2人のアドリブがこのセラピーシーンだけに限られていない可能性もあるから、今後も注目しておこう。

Source: Collider

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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