「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」もリミテッドシリーズか、現時点でシーズン2の計画なし

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」が、現時点では1シーズンかぎりのリミテッドシリーズとして構想されていることがわかった。
米Varietyの取材に対して、ファルコン/サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーは、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン2に関する話し合いが行われていないことを認めている。同じくMCUのドラマシリーズである「ワンダヴィジョン」もリミテッドシリーズとして制作されており、シーズン2の可能性は未知数だ。同作の脚本・製作総指揮を務めるジャック・シェイファー、ワンダ・マキシモフ役のエリザベス・オルセンは、とも可能性を否定していないものの、話し合いが行われていない旨を明かしていたのである。
2021年2月下旬に開催された米テレビ批評家協会のプレスツアーで、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、MCUドラマの構成は「つねに物語を基準として、多様なものにしていきたい」との意志を表明していた。
「シーズン2に進むシリーズもあれば、映画に進むものもあり、再びドラマに戻ってくるものもあるでしょう。[中略]私たちはどのシリーズも、これまでの映画と同じように開発しています。映画を作り始める時、2作目や3作目が実現するよう祈っていますが、それは1作目を作る上で考慮には入れないもの。まずは、みなさんに“あの世界をもう一度見たい、物語の続きを知りたい”と思われるほど楽しめる作品を作るだけ。その方法をテレビでも続けているんです。」
たとえば「ワンダヴィジョン」の場合、ワンダ・マキシモフは『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』に登場するため、これはファイギ社長の言う「映画に進む」パターンだろう。製作中のドラマ「ミズ・マーベル(原題:Ms.Marvel)」の主人公、カマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)も映画『キャプテン・マーベル2(仮題)』に登場するため、同じルートを歩むことになる。
では「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の場合、物語はどこに向かうのか。アンソニーは、本作を経てファルコンが今後のMCU映画に登場するかどうかも知らされていないとのこと。しかしその一方で、アンソニーは早くからMCUの“フェイズ4”にまつわる詳細を聞いていたとも語られている。まもなく開幕するシリーズの中で、ファルコンの今後が示唆されるのだろうか。なにはともあれ、まずは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のスタートを待つほかない。
ちなみにファイギ社長によると、MCUのドラマシリーズについては「まだ発表していませんが、今後のシリーズには第2シーズンを計画中の作品もある」とのこと。「ロキ」シーズン2の可能性は以前から報じられているが、真相やいかに。
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