【ネタバレ】『ファンタビ』エディ・レッドメイン、リークされて焦るも『ザ・バットマン』と勘違いされて「最高だ」と思ったシーンとは?

『ファンタビ』シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』では、あるシーンの撮影セットがパパラッチされてしまったことがあった。主演のエディ・レッドメインは、これがネット上にリークされた時にヒヤヒヤしたものの、タブロイド紙の記事を読んで「最高だ」と思ったという。一体なんで?
この記事には、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のネタバレが含まれています。

『ファンタビ』でニュート・スキャマンダーを演じるエディ・レッドメインは、米IMDbとの取材にダンブルドア役のジュード・ロウと一緒に出演。『ダンブルドアの秘密』の撮影で「最も大変だったシーンは?」という質問に、「全て網羅するのに数週間かかりました。すっごく複雑で」とブータンでのクライマックスを挙げたジュードと対照的に、エディは冒頭シーンをピックアップした。
映画は、ニュートがキリンと呼ばれる神聖な魔法動物の出産に立ち会うシーンで始まる。しかし、ニュートはグリンデルバルドより遣わされたクリーデンスらの襲撃に遭い、水辺で一時的に身動きが取れなくなってしまう。このシーンの撮影は2020年冬に行われており、本来は夏に撮影されるはずがコロナ禍による影響で冬に延期されてしまったことをエディは明かしていた。
冬の水中シーンにエディは「今までで一番寒かった」と撮影を振り返り、「最も大変だった」理由を語っている。その一方で、冒頭シーンを選んだのには他にも印象的な思い出があってのことだったようだ。
「でも、おかしいこともあったんです。セットは全てトップシークレットだったんですけど、ドローンが上空をやってきて。その後、全体(の写真)が新聞に載ってしまったんです。バラされてほしくなかったので、すごく動揺しました。でも良い知らせもあって、彼ら(新聞紙)はバットケイブだと勘違いしたんです。」
エディの言うバットケイブとは、おなじみDCコミックスのヒーロー、バットマンの活動拠点として知られる場所。なぜ冒頭シーンの撮影セットがバットケイブと勘違いされたのかというと、『ダンブルドアの秘密』の撮影地だった英パインウッド・スタジオでは同時期に、ロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の撮影も進められていたため。実際に、The SunやDaily Mailといった英タブロイド紙は、『ファンタビ』のセット画像の一枚を『ザ・バットマン』の現場として報道していた。
タブロイド紙がリークしたプール構造のセットでは、確かに『ダンブルドアの秘密』冒頭の襲撃シーンの舞台になっているようだ。『ザ・バットマン』でも水を大量に用いるシーンが登場するが、リークされた『ファンタビ』のセットのように周りは岩に囲まれていなかった。記事を読んだエディは、「“よっしゃ!!”って感じでした。“分かってないじゃん”」と思ったという。
ちなみに『ファンタビ』と『ザ・バットマン』の撮影地が一緒といえば、エディはスタジオの近くにあるジェイソン・モモア御用達で知られるジムでのエピソードも明かしていた。『ダンブルドアの秘密』劇中で披露するマンティコアダンスをブラッシュアップするため、ジムに通っていたところ、『ザ・バットマン』主演のロバート・パティンソンと鉢合わせたのだという……。
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は公開中。