『ファンタビ』ジュード・ロウ、ダンブルドアの秘密を守り続ける気持ちをマーベルと比較 ─ 『キャプテン・マーベル』にも出演、「イギリスとアメリカの違い」?

ハリー・ポッター魔法ワールド最大の謎に迫るシリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が遂に公開を迎えた。本作では、魔法界を語る上で欠かせない魔法使い、アルバス・ダンブルドアの秘密が明かされることになる。裏を返せば、公開までは“秘密”が厳重に守られてきた。
ダンブルドア先生役のジュード・ロウは、どのような心持ちで秘密を守り続けてきたのだろうか?例えば、本編でのサプライズがお約束となっているマーベル作品に出演してきた某トム・ホランドは、プロモーションの取材でサプライズ内容に関する質問を受けた際に、うっかり口を滑らせてしまいそうになるといったヒヤヒヤした瞬間を幾度となく味わってきた1人だ。
思えば、ジュードも『キャプテン・マーベル』(2019)でマーベル映画を経験している。もっとも、同作でジュードが演じたヨン・ロッグよりも、ダンブルドア先生の方が秘密を多く抱えていそうだから、『ファンタビ』公開前はより緊張してしまいそうなイメージだ。2018年、偶然にもジュードは、魔法ワールドとマーベル映画に出演する時の心境の違いを次のように比較、分析していた。
「たぶん、イギリスとアメリカの違いかもしれませんね。『ファンタスティック・ビースト』(の製作陣)は、“まあ、あなたはどんな秘密も漏らさないとは思いますから。もしそうしたら、もう二度と同じことはしないで下さいと注意して、もしかしたらそっと殺しちゃうかもしれませんよ”って感じなんです。マーベルの場合は、“ゼッタイにこのことは誰にも言うんじゃないよ!”。こんな感じです。」
ジュードはダンブルドアを演じるにあたり、魔法ワールドの原作者にして『ファンタスティック・ビースト』シリーズで脚本も担当するJ.K.ローリングから「キャラクターの背景の全てと、若きダンブルドアに望まれている将来の計画」を共有してもらったことを明かしていた。ジュードはダンブルドアという人物の全てを知る世界で数少ない1人である。
そして最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』では、まさしくアルバス・ダンブルドアという魔法使いに隠された秘密が明かされることになる。上述のコメントから察するにジュードは、「秘密を守ること=決して破ってはいけない不文律」という認識を持ちながら、キャラクターを演じていたようだ。
ちなみにジュードは、『ファンタスティック・ビースト』と対照的なマーベルの厳格具合について、こう語っていた。「現場では、僕が外へ出ようとしただけで、“ガウンを来てください!お願いだから。自分を隠して下さい!”って言う人が雇われていたんですよ。僕の子どもたちがセットに遊びに来た時も、“この秘密保持契約書に署名してください!”って言っていて。ほんとにきっちりしてました。あぁ、怖かったな」。
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Source:The Late Show with Stephen Colbert