『ファンタスティック・ビースト』第3作、2021年11月に米国公開決定 ─ 撮影再延期で1年繰り下げへ

Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) J.K. Rowling
『ハリー・ポッター』魔法ワールドを描く人気シリーズ、『ファンタスティック・ビースト』第3作(タイトル未定)の米国公開日が2021年11月12日に決定した。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
これまでワーナー・ブラザースは、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に続く第3作を2020年11月に公開する見込みと伝えられていた。しかし2019年1月、本作は準備期間の都合で撮影開始を2019年7月から晩秋へと変更。タイトなスケジュールでの進行が避けられない状況となっていた。
ただし発表によれば、2019年4月30日時点で第3作の撮影開始は2019年晩秋から2020年春へと再延期されているとのこと。全体の計画を繰り下げたことで、スタジオ側は公開時期ごと大幅に見直すことになったとみられる。
今回の発表に際して、ワーナーの世界配給を担当するロン・サンダース氏は『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズへの信頼を口にしており、「『ファンタスティック・ビースト』シリーズの未来が楽しみです。映画5部作の第3作を、2021年11月に世界中にお届けできるのを楽しみにしています」とコメント。ワーナー会長のトビー・エメリック氏は、事実上の公開延期を受けつつも、「できるかぎり最高の作品をお届けするだけの、真に豊かな才能を発揮する時間と余裕をフィルムメーカーに用意できたと信じています」と前向きな声明を発表した。
ちなみにジェイコブ・コワルスキー役のダン・フォグラーによれば、この第3作は、第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)と『黒い魔法使いの誕生』を融合した以上に大規模な映画になっているとのこと。どんな作品になるのか、じっくりと待機することにしたい。
映画『ファンタスティック・ビースト』第3作(タイトル未定)は2021年11月12日に米国公開予定。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ブルーレイ&DVDは発売中。
Source: Deadline