『フレンチ・ディスパッチ』オーウェン・ウィルソン演じる自転車レポーターの予告編&メイキング画像が到着

『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)『犬ヶ島』(2018)などのウェス・アンダーソン監督最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』より、ウェス組常連のオーウェン・ウィルソンがクセのある記者役で登場するストーリーの予告編「自転車レポーター編」が公開された。
『フレンチ・ディスパッチ』では、突如急死した編集長の追悼号のため、個性豊かな記者たちによる選りすぐりのストーリーが描かれる。1つ目の物語の主人公は、オーウェン・ウィルソン演じる向こうみずな自転車レポーターのエルブサン・サゼラック。トレードマークのベレー帽を被って自転車に乗りながら、舞台であるフランスの架空の街、アンニュイ・シュール・ブラゼを紹介する様子が切り取られる。
予告映像では、“訪れた街の最も物騒な顔に惹かれる”という性格のサゼラックらしい切り口で、街の怪しい地区を軽快な口ぶりで説明。ビル・マーレイ演じる街を愛する編集長アーサー・ハウイッツァー・Jrが記事原稿を読み、「花屋を加えては?」「美しいところとか?」と提案するも、サゼラックは「イヤだ」「花は嫌いだ」とバッサリ。自由気ままなキャラクターや、画角や色味を工夫した演出など、ウェス・アンダーソンらしい作風に加え、フランスらしい詩的な情景も描き出された映像に仕上がっている。
予告編の到着とあわせて、場面写真とメイキング画像も到着。眺めているだけでウェス監督の独特な世界観に引き込まれる。
『フレンチ・ディスパッチ』は、ウェス・アンダーソン監督の記念すべき長編第10作。20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌は、一癖も二癖もある才能豊かな記者たちの活躍により、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が仕事中に急死。彼の遺言によって廃刊が決まってしまう。何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、泣けるその全貌とは……?
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、2022年1月28日(金)全国公開。
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