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マーベル社長、X-MENのMCU合流は「非常に長い時間かかる」 ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、5年間の計画あり

Photo by Chris Jackson https://www.flickr.com/photos/cmjcool/8633318298/

マーベルの人気ヒーローチーム、X-MENやファンタスティック・フォーが『アベンジャーズ』で知られるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場するのは当面先になりそうだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年4月26日公開)を控えた今、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が『エンドゲーム』後の計画を少しずつ明かしている。

io9のインタビューでX-MENのMCU合流について問われたケヴィン社長は「しばらくかかります」と応答。『エンドゲーム』が完成した今、スタジオが新たな局面へと踏み込もうとしていることを示唆した。

(X-MENの合流について)すべては始まったばかりです。それに我々には、これまで取り組んできた今後5年間の計画がある。[中略]ですから今は、いつどこで(X-MENを)登場させるかよりも、そのために適切な要素とは何か、どうすれば良い居場所になるかということに関心があります。彼らは全員帰ってきますが、とても長い時間がかかるでしょう。」

Kevin Feige / ケヴィン・ファイギ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kevin_Feige_(28556369381).jpg

ケヴィン社長によると、『エンドゲーム』後に予定されている「今後5年間の計画」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーと20世紀フォックスの事業統合が決まる以前から着実に進められてきたものだという。むろん『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でスパイダーマンが電撃参戦したことを鑑みるなら、そう遠からずX-MENがMCUに登場することも考えられる。しかしケヴィン社長らは、ひとまずX-MENではなくMCU全体の計画に思いを巡らせているというわけだ。

今後5年間は(従来とは)違ったものになります。まったく異なるものがふたつあるわけなので、そう感じてもらえることを願っていますよ。ですが、そこに挑んでいく精神性は今までとよく似ています。よく知られ、愛されてきたキャラクターの物語をいかにユニークに、独自の形で、驚くべき方法で展開するか。既存の計画やアイデア、作品をどうやって組み込むのか。それからコミックの大ファンにもあまり知られていないキャラクターをいかに登場させるか。こっちも本当に面白いんですよね。」

すでにケヴィン社長は、『アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』までの22作品を「インフィニティ・サーガ」呼称。『エンドゲーム』後には『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を皮切りに、いまだ正式発表されていない『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』やブラック・ウィドウの単独映画、『ドクター・ストレンジ』『ブラック・パンサー』続編などが待機している。米IGNのインタビューによれば、5年間の計画のうち、最初の数年ぶんが『ファー・フロム・ホーム』公開後に発表されるとのこと。続報を…その前に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を待て!

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Sources: io9, IGN

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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