『ミッション:インポッシブル』レベッカ・ファーガソン、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作映画『デューン』に出演交渉中

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のレベッカ・ファーガソンが、『メッセージ』(2016)や『ブレードランナー2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による映画『デューン(邦題未定、原題:Dune)』の出演交渉に入っているという。米Deadlineなど複数のメディアが報じた。

『デューン』は、SF作家フランク・ハーバートが1965年に執筆した小説『デューン/砂の惑星』(ハヤカワ文庫SF刊)を2部作で映画化するものだ。物語は「デューン」と呼ばれる砂漠の惑星アラキスを舞台に、そこで産出される「メランジ」という名の貴重なスパイス(ドラッグ)や惑星の支配をめぐって貴族たちが権力争いを繰り広げるところから始まる。このスパイスは、麻薬的な作用と引き換えに高度な意識作用や長寿、そして惑星間の移動を可能にさせる物質だ。惑星アラキスを治めていた公爵の長男ポール・アトレイデスはアラキスを狙う者たちの陰謀で父を失い、砂漠の荒地へと逃亡し遊牧民らと手を組む。やがて、ポールをメシアと信じる遊牧民の指導者となり、特殊能力を使用し帝国を転覆させるため立ち上がるのだった。
ファーガソンが現在出演交渉中の役は、『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメが出演交渉中と伝えられた、主人公ポールの母レディ・ジェシカ。ポールとともに砂漠の荒地へと逃亡したのち、ポールが救世主となる手助けをする人物だ。
ちなに、ファーガソンはスティーヴン・キングによる『シャイニング』の続編小説を映画化する『ドクター・スリープ(邦題未定、原題:Doctor Sleep)』や、『メン・イン・ブラック』シリーズのスピンオフ映画への出演も決定しており、大作映画への出演が続きそうだ。
本作で製作を務めるのはヴィルヌーヴ監督と『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)のメアリー・ペアレント&ケイル・ボイター。原作者フランク・ハーバートの息子で、『デューン』の関連作品である『デューンへの道』シリーズを手がけているブライアン・ハーバートは製作総指揮として参加する。また、『デューンへの道』をブライアンと共同執筆しているSF作家のケヴィン・J・アンダーソンがクリエイティブ・コンサルタントとして作品の監修を務める。脚本は『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)や『ミュンヘン』(2005)などのエリック・ロスが執筆。
映画『デューン(邦題未定、原題:Dune)』は2019年前半より撮影開始予定。レベッカ・ファーガソン出演『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は2018年8月3日(金)より全国の映画館にて公開中。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト:http://missionimpossible.jp/
Sources: Deadline, Variety, The Hollywood Reporter