『ファイナル・デスティネーション』最新作、ストライキ終了後に本格始動 ─ 「待つ価値ある」とシリーズ創造主が太鼓判

人気ホラー映画『ファイナル・デスティネーション』シリーズの最新作(タイトル未定)は、全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが終結しだい本格的に動きはじめるようだ。シリーズの生みの親である脚本家のジェフリー・レディックが明かした。
『ファイナル・デスティネーション』シリーズは、自らの死を回避した若者たちが逃れられない運命に襲われてゆくコンセプト。最新作となるシリーズ第6作では、トム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズの監督ジョン・ワッツが原案・製作を兼任。監督はSFスリラー『FREAKS フリークス 能力者たち』(2018)からファミリー向け作品まで幅広く手がけるザック・リポフスキー&アダム・B・スタインが務める。
米Colliderにてレディックが語ったところによると、「6作目は緻密に計画されている」とのこと。WGAとSAG-AFTRAのストライキが落ち着けば「準備は整う」と語られているから、ストライキに突入するまでにプリプロダクション(撮影前準備)が相当進められてきたのだろう。
レディックが大きな信頼を寄せるのが、脚本を執筆するガイ・ビューシック&ロリ・エヴァンス・テイラーだ。2人はレディックに連絡を取り、「映画『ファイナル・デスティネーション』に欠かせないものは何なのか、私の考えを聞きたいと話してくれた」とのこと。シリーズの核心を理解しようと努め、脚本に誠心誠意取り組んでいたそうだ。「さらにジョン・ワッツが物語を考えてくれて、これが最強チームかと思いました」と笑う。
どうやらレディックは第6作の内容を細部まで知っているようだが、ストーリーなどには一切言及していない。しかし、「ネタバレはしたくないけれど、作品や計画についての話を聞くたびに笑顔になりました。ファンの皆さんも笑顔になると思うし、待つ価値のある作品ですよ」と強調した。
『ファイナル・デスティネーション』シリーズには、飛行機の墜落事故を免れた『ファイナル・デスティネーション』(2000)をはじめ、ハイウェイが舞台の『デッドコースター』(2003)、ジェットコースターが舞台の『ファイナル・デッドコースター』(2006)、サーキット場が舞台の『ファイナル・デッドサーキット 3D』(2009)、吊り橋で繰り広げられる『ファイナル・デッドブリッジ』(2011)が製作された。
Source: Collider