ハリソン・フォード、『インディ・ジョーンズ』新作は「ずっとやりたかった」「最後を見届けたかった」

2023年6月に日米同時公開を迎える『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、主演のハリソン・フォードにとってインディを演じる最後の作品だ。自身のキャリアを代表するシリーズの最新作への想いを米Variety向けに語っている。
『インディ・ジョーンズ』は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく、不朽のアドベンチャー・シリーズ。前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)以来、実に15年ぶりとなる最新作についてハリソンは「ずっとやりたいと思っていた」とコメント。「彼のキャリアの最後を見届けるために、物語の残りをやり遂げたかったのです」と、お過去40年近く演じてきたインディ役が最後になることについて改めて言及した。
過去作では主な時代設定は1930年代だったが、最新作では1969年を舞台にアメリカとロシアの宇宙開発競争を背景とする物語が繰り広げられる。メガホンを取ったのは『LOGAN/ローガン』(2017)でアカデミー賞脚色賞、『フォードvsフェラーリ』(2020)で同賞の作品賞にノミネートを果たすなど注目を集めたジェームズ・マンゴールド。新キャストとして、インディの名づけ娘であるヘレナを「Fleabag フリーバッグ」(2016-)のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、インディと対立する悪役フォラーを“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン、フォラーの言いなりになる悪党・クレーバー役を『LOGAN/ローガン』(2017)のボイド・ホルブルック、インディの友人役に『デスペラード』シリーズや『アンチャーテッド』(2022)などのアントニオ・バンデラスが登場する。
シリーズを通して監督を務めてきたスティーブン・スピルバーグは製作総指揮として携わっており、映画音楽の歴史に名を刻むテーマ曲を作曲したジョン・ウィリアムズは本作でも作曲を務めている。オープニング映像ではデジタル技術を駆使して、インディがオリジナル3部作当時の姿に若返るとのことで、往年のファンにとっても、新しいファンにとっても、シリーズが重ねてきた歴史を実感できるものになっているだろう。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は2023年6月30日、劇場公開。
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Source:Variety