『フリー・ガイ』スタントマン、顔面激突スタントで首から変な音がして椎間板ヘルニアになったと語る

人気アクション・コメディ映画『フリー・ガイ』(2021)に主演したライアン・レイノルズのスタントマンを務めたダニエル・スティーヴンスが、撮影中に怪我を負った痛々しいエピソードを米Corridor Crewに明かしている。
本作では、オンラインゲームで同じ日々を繰り返す平凡なモブキャラにすぎないことを知った主人公ガイが自我を覚醒し、危機に陥ったゲームの世界を救うために立ち上がる姿が描かれる。ゲームの世界が舞台となっているため、ガイが空を飛んだりビル群の屋上を車で飛び越えるなど、現実ではあり得ないような激しいアクションが展開される作品だ。
2006年よりハリウッドでスタントマンとして活躍するスティーヴンスは、『X-MEN』シリーズのウルヴァリンをはじめ、マーベル映画でアイアンマンやウィンター・ソルジャーなどのスタントも担ってきた大ベテラン。しかし、『フリー・ガイ』の撮影ではガイが空中を飛んでコンクリートの柱にぶつかり跳ね返るシーンで、柔らかい素材で覆われたグリーンスクリーンの柱と並行に顔を当てるはずが頭から激突してしまい、首が折れるような音が聞こえて背中がエビ反りになったのだという。そのせいでスティーヴンスは椎間板ヘルニアを患ってしまったそうだ。
また、筋肉マン・バージョンのガイに普通のガイが投げ飛ばされて肩から着地するシーンでは、どんな風に倒れても超痛かったのだとか。さらにスティーヴンスは、スタントマンが痛い思いをしたテイクではなく、それほど激しく見えない、怪我を負わなかったテイクが皮肉にも使われることがあるとも明かしている。
スティーヴンスにとっては痛々しい撮影となってしまったようだが、闘魂注入したスタントのおかげで、『フリー・ガイ』のアクションシーンが見応えあるものになったことは言うまでもない。どうかお大事になさってください。
▼ 『フリー・ガイ』の記事
『フリー・ガイ』続編、『バービー』のヒットでハードルが高くなってしまう ─ 「フィクション世界のキャラが自我に目覚める」類似性 確かに 2022年(第94回)アカデミー賞 受賞結果、『コーダ あいのうた』が配信作として初の作品賞に輝く ─ ウィル・スミスが初の主演男優賞、『DUNE』が最多受賞 『ドライブ・マイ・カー』は外国語映画賞に輝く 『デッドプール』第3作、監督に『フリー・ガイ』ショーン・レヴィが就任へ ─ シリーズ脚本家も復帰 ライアン・レイノルズと3度目のタッグ 『フリー・ガイ』続編が始動か?「2023年か2024年に公開予定」と示唆 期待しちゃう 『フリー・ガイ』VFX担当者がスピンオフ映画を希望、「90%がゲームで10%が実写で」 楽しそう
Source:Corridor Crew