ヒュー・ジャックマン来日決定、主演最新作『フロントランナー』で ─ 栄光と失脚のスキャンダル、複数視点から描く会話劇

『LOGAN/ローガン』(2017)や『グレイテスト・ショーマン』(2018)のヒュー・ジャックマンが、2019年1月中旬に来日を果たすことがわかった。主演最新作『フロントランナー』を引っさげて、再び日本にやってくる。あわせて、日本版予告編映像も公開となった。
『フロントランナー』は、1988年の米国大統領選挙で史上最年少にして最有力候補(フロントランナー)に躍り出るコロラド州選出のゲイリー・ハートを描く。知性とカリスマ性を兼ね備えた彼は、ジョン・F・ケネディの再来として大衆に愛され、当選は確実視されていた。
しかし、マイアミ・ヘラルド紙の記者が掴んだ“ある疑惑”が一斉に報じられると事態は一変。勝利を目前にして、ハートの築き上げた輝ける未来は一気呵成に崩れ去り、一つの決断を下す時が訪れる。

その日、一体何が起きたのか。選挙キャンペーンスタッフ、報道の信念をもったジャーナリスト、トクダネが欲しい記者、ハートの妻と娘、それぞれの視点で描かれるドラマは、圧倒的なスピード感と臨場感で、観るものをまるで自分がその中の一員であるかのように引き込む。
監督は『マイレージ、マイライフ』でアカデミー監督賞と脚本賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。ライトマン監督作品の常連、『セッション』でオスカーを獲得したJ・K・シモンズ、ヴェラ・ファーミガ他実力派俳優たちが脇を固める。
新たに届けられた予告編では、若きカリスマ政治家ゲイリー・ハートの選挙キャンペーンが捉えられている。多くの取材記者たちと共に各所を回っている最中、真摯に取材を続けるワシントン・ポスト紙の若手記者にチャンスが訪れる。与えられた時間はほんの数分だったが、彼の投げかけた質問は「奥様に誠実ですか?」それまでの空気は一変、ゲイリーは得も言われぬ表情をみせる。次期大統領にするため支え続けてきた選挙参謀ビル・ディクソンの忠告にも耳を貸さず激昂するゲイリー。ヒュー・ジャックマン渾身の演技から目が離せない。

大ヒット作『グレイテスト・ショーマン』で奇抜なショーで大成功を収めたプロモーターP.T.バーナムに続き再び実在の人物を演じたヒュー・ジャックマン。ライトマンは「今まで聡明でカリスマ性のある人物を演じた経験はあるけれど、ゲイリー・ハートのように他人に心を開かず、容易に心の内を明かさずベールに包まれたような男を演じるのは見たことがないと思う」と新しい領域に踏み出すヒューのチャレンジを語る。
誰が正しかったのか、何が間違っているのか―多くの登場人物の視点から重なりあう会話劇を繰り広げ、後のアメリカ政治史を変えるターニングポイントとなった、この栄光と失脚劇の〝スキャンダル“の顛末に興味を掻き立てられる予告編となっている。
ヒュー・ジャックマンの来日は、『グレイテスト・ショーマン』に続けて実現。先日はヒューの自身初となるワールドツアー「TheMan.TheMusic.The Show」の開催が発表となり話題だが、興収50億円以上を記録し大ヒットとなった『グレイテスト・ショーマン』で新たなファンを獲得 て以来初の来日ということもあり、ファンの熱烈歓迎ぶりが期待される。
映画『フロントランナー』は2019年2月1日(金)全国ロードショー。
『フロントランナー』公式サイト:http://www.frontrunner-movie.jp/