「フラーハウス」ミシェル役オルセン姉妹の不参加は「残念だけど理解している」とジェシーおいたん役

日本でもおなじみのシットコム・ドラマ「フルハウス」は2016年、新シリーズ「フラーハウス」として復活。D.J.やステフ、キミーらが大人になった日常を、ジェシーおいたん、ダニー、ジョーイの3人も見守りながら描いた。オリジナル・キャストの多くが再演を果たしたが、ミシェル役をつとめていたアシュレーとメアリー=ケイトのオルセン姉妹は続投していない。

ミシェルはタナー家の末っ子で、劇中には赤ん坊の頃から登場。タナー家の人々や視聴者に愛された存在だけに、「フラーハウス」への不参加は残念がられた。
「がっかりしましたが、みんな理解しています」と、ジェシーおいたん役ジョン・ステイモスは米トーク番組に登場して振り返っている。
「ロリ(・ロックリン、レベッカ)役にこう言われたのを覚えています。”彼女たちはCFDA(ファッション・アワード)を2つか3つもらってるんでしょう。それってオスカーを2つか3つ貰うようなもの。もしもあなたがオスカーを3回獲ったとしても、このドラマに戻ったと思う?”って。僕も”いやー、多分ないかな”と答えました」。

ロリ・ロックリンの言うように、CFDAファッションアワードは「ファッション界のオスカー」とも称される大きな賞。オルセン姉妹が立ち上げたブランド「THE ROW」は、2012年と2015年に レディースウェア部門を受賞し、姉妹は2014年にアクセサリーデザイナー部門でも受賞している。
「フラーハウス」プロデューサーのボブ・ボエットが2016年に話していたところによれば、再演オファーにはアシュリーは「17歳のときからカメラの前にいないですし、演技は得意じゃないんです」と、メアリー=ケイトは「アッシュ(アシュリー)がダメなら私しかいないですが、でも今は私たちにとってタイミングが悪くて」として辞退していたようだ。「フラーハウス」劇中で、ミシェルはニューヨークでファッションデザイナーの仕事をしていることになっていた。同作はシーズン5で終了している。
なお、オルセン姉妹の妹であるエリザベス・オルセンは女優として大活躍中。「ワンダヴィジョン」では「フルハウス」同様シットコムの形式がとられたが、エリザベス・オルセンは「姉たちが出演していた作品(「フルハウス」)の収録現場によく行っていたので、(その時の)自分の生活をとても思い起こすものがありました」と話していたことがある。
Source:Deadline