未来の料理?『スター・ウォーズ』より発案、自在にトランスフォームするパスタが登場

『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』で主人公レイが惑星ジャクーで口にしていたカップケーキのようなパン。ジャンク屋、アンカー・プラットから報酬として受け取ったポーションの粉末に水を投入してかき混ぜるとムクムクと膨らむという印象的な食べ物だった。
この”ポーション・パン”にインスパイアされたマサチューセッツ工科大学の科学者たちは、レイのポーション・パンのように水分によって大胆に形を変える食品を開発した──パンではなく、パスタで。
トランスフォームするパスタ
通常のパスタと同じ材料で作られたこの”変身パスタ”は、平らなシート型の形状のまま水分に漬けると、3Dプリンターでデザインしておいた形に変形する。ペンネのように丸くなったり、コンキッリェのような貝殻状、フジッリのようなスパイラル形状やオレッキエッテのへこみ形状にも自在にトランスフォームできるのだ。仕組みは表面にコーティングされたゼラチンで、密度によって水中での膨張度合いをコントロールするのだという。
“変形パスタ”は、色も自由にカスタムが可能。形状と色を自在に操り、料理の創作性を飛躍的に向上させることはもちろん、水に漬ける前は薄いシート状であることから収納スペースと運送コストの削減にも繋がる。
この”変形パスタ”を作り出したのは、マサチューセッツ工科大学のTangible Media Groupの6人。その中には”Hiroshi Ishii”と日本人の名前も確認できる。
遠くない未来のレストランでは、様々な色や形状のパスタ…たとえば桜の花びらや、鮮やかな貝殻のようなパスタがプレートに散りばめられているのかもしれない。
Source:https://youtu.be/6xhnXJd8bDw
https://youtu.be/JOgJ7bB06gc