ガル・ガドット、ジョス・ウェドンから「脅されていた」と認める ─ 『ジャスティス・リーグ』ワンダーウーマン役にて

DC映画『ジャスティス・リーグ』2017年の劇場版で監督を務めたジョス・ウェドンの現場でのハラスメントが指摘されている一連の騒動について、ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス役のガル・ガドットが、新たな証言を加えた。
ガル・ガドットは、自身のキャラクターの性格が単独映画『ワンダーウーマン』とウェドン版『ジャスティス・リーグ』とで異なっていることを懸念していたという。結果としてウェドンは、ガドットが望まないセリフを収録させたといい、「ジョスは、俺はガルと話を付けたんだと自慢していた。彼は、脚本家は俺なんだから、黙って言うことを聞かないと、お前のことをめちゃくちゃ間抜けに見せてやるぞと言ったそうだ」との証言が、撮影現場での目撃者から伝えられていた。
ここにガドット本人が証言を加える形となった。「彼は、言わば私のキャリアを脅かしました。私が(ウェドンの意に反する)何かをやったら、キャリアをめちゃくちゃにしてやるぞと。その場では対処しておきましたけど」と、イスラエルでのインタビューで話している。
ガドットは以前にも、ウェドンと何らかのトラブルがあったことを「良いものではなかった」「そこではうまくやっておきましたから」と示唆していた。ウェドンにキャリアを破壊されると脅しをかけられたと直接証言したのは、この度が始めてだ。
過去には、ウェドンの告発を主導するレイ・フィッシャー(サイボーグ役)への支持を見せていたガドット。この度は、質問に答えられる範囲で、あくまで最小限の回答を行っている。
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