ワンダーウーマン役ガル・ガドット、『ジャスティス・リーグ』ジョス・ウェドン監督との「良くない」出来事を示唆

『ジャスティス・リーグ』(2017)撮影時の振る舞いが問題視されているジョス・ウェドンについて、『ワンダーウーマン 1984』のガル・ガドットにも何らかの不快な出来事があったようだ。
複数の大物ヒーローを1作にまとめた『アベンジャーズ』(2012)などで知られるジョス・ウェドンは、『ジャスティス・リーグ』で途中降板したザック・スナイダーに代わって監督を務めた。後になって、サイボーグ役で出演したレイ・フィッシャーがウェドンについて「現場でのキャストやクルーの扱いは下劣で、虐待的で、プロではなく、そして全くもって受け入れがたいものだった」と告発。共演者であるジェイソン・モモアもフィッシャーの発言を支持した。
これを受けて米ワーナー・ブラザースは、関係者への聞き取り調査を実施。フィッシャーの報告によると、80人以上を対象とした調査が行われたという。
ワンダーウーマン役で共演のガル・ガドットは米Los Angeles Timesのインタビューの中で、「レイが自分の真実を公にできたことは嬉しく思います」と言及。続けて「私は、ジョス・ウェドンとの撮影のその現場にはいなかったんですけど。私も私で、彼との出来事があって、それは良いものではなかったです」と明かし、何らかの不快な経験があったことを仄めかした。
ガドットは「そこではうまくやっておきましたから」ということだけを話し、詳細は語っていない。「とにかくレイが真実を話すことができて、良かったです」と繰り返し、ウェドンとの一件を話すことに消極的な様子だ。
『ジャスティス・リーグ』元々の監督だったザック・スナイダーは、自らのビジョンに基づいて作品を改める、通称“スナイダー・カット”こと「ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)」を準備中。スナイダー監督はSNS上で、ウェドンが仕上げた劇場版を「抹消してやりたい」と非難している。
また、『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス監督は『ジャスティス・リーグ』劇場版について、「私たちDCの監督はみんな、ファンのみなさんと同じようにあれを捨て去ろうと考えている」「私の一作目(『ワンダーウーマン』2017)と、色々な面で矛盾している」と発言。ウェドンの『ジャスティス・リーグ』には風当たりが強い状況が続いている。
Source:Los Angeles Times,IndieWire