『メイズ・ランナー』ディラン・オブライエン、『グリーンブック』監督最新作に出演交渉中 ─ 主役勝ち取る、ヴィゴ・モーテンセンと共演へ

『メイズ・ランナー』シリーズのディラン・オブライエンが、『グリーンブック』(2018)のピーター・ファレリー監督による新作映画(タイトル未定)に主演俳優として契約交渉中であることがわかった。米Varietyなどが報じている。
ジョアンナ・モロイ&ジョン・“チッキー”・ドノヒューの実体験に基づくノンフィクション『The Greatest Beer Run Ever: A True Story of Friendship Stronger Than War(原題)』を映画化する本作は、1967年、ベトナム戦争への抗議高まるアメリカから、戦地にいる旧友たちを励ますため、主人公ドノヒューがわざわざビールを届けるためだけにベトナムの戦場へ向かう物語。現地に到着したドノヒューだったが、さっそくベトナム軍の捕虜になってしまい……。
報道によると、オブライエンは本作の主役をめぐってハリウッドの人気俳優たちと過去数週間にわたって争い、ついに勝ち取ったとのこと。共演者には、『グリーンブック』でファレリー監督とタッグを組んだヴィゴ・モーテンセンが出演交渉中と報じられているほか、米Colliderによると、『ジョジョ・ラビット』(2019)の女優トーマシン・マッケンジーも主要キャストの一人として検討されているという。ただしマッケンジーは契約に進んでいないとされるため、現時点での確実性は低い。続報の到着を待つ必要があるだろう。
本作はニュージーランドにて撮影が実施される予定で、2020年7月3日(米国時間)には、ニュージーランド企業・技術革新・雇用省(MBIE)が本作のキャスト・スタッフに特別入国許可を出すことを発表。新型コロナウイルス対策のため、ニュージーランドは他国からの渡航を禁止していたが、今回の措置により、今後6ヶ月間にわたって関係者が入国可能となった。具体的な撮影時期は未定だが、これにのっとるかぎり、遠からず撮影が開始されるとみられる。
脚本は『グリーンブック』のファレリー監督&ブライアン・カリーと、ファレリー兄弟監督作品『ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>』(2011)のピート・ジョーンズ。製作は『ミッション:インポッシブル』『スター・トレック』シリーズのスカイダンス・メディアが務め、プロデューサーには同社のデヴィッド・エリソン&ダナ・ゴールドバーグらが就任した。