【ネタバレ】「ジェン・ブイ」第7話、「ザ・ボーイズ」あの人のグロい能力が判明してしまう

この記事には、「ジェン・ブイ」第7話「病」のネタバレが含まれています。

「ジェン・ブイ」第7話「病」では、クローディア・ドゥーミット演じるヴィクトリア・ニューマン議員が姿を見せた。「ザ・ボーイズ」シーズン2で初登場を飾ったニューマンは、米国議会の女性議員として反スーパーヒーロー(能力者)活動を展開し、違法行為を働く能力者たちを取り締まる超能力管理局を立ち上げた。
しかし、「ザ・ボーイズ」シーズン2のラストでは、ニューマン自身も能力者であることが判明。シーズン2第7話では、ヴォート社を糾弾する公聴会で出席者の頭が連続して爆発する事件が発生するが、その首謀者は現場で素知らぬ振りをしていたニューマンだった。
どうやら彼女の能力では、遠隔にいながら対象物を爆発させることができるようだ。もっとも、その仕組みは判然とせず、唯一の手がかりといえば能力を発動する時に色を白く変える瞳孔のみだった。
このニューマンの能力が、なんと「ジェン・ブイ」で明らかとなった。講演会を行うべくゴドルキン大学を訪れたニューマンは、学生たちの暴徒化により会場を去る。そこに現れたマリーに呼び止められると、ニューマンは「会いたかったの」と応じ、自室へと連れていった。そこで、ニューマンはマリーに自分が能力者であることを教えるだけでなく、同じく血を操る能力の保持者であることを明かしたのだった。

米Varietyでは、共同ショーランナーのミッチェル・ファゼカシュが、「ジェン・ブイ」でのニューマン議員について言及。ニューマンの登場は「ザ・ボーイズ」でショーランナーを務めるエリック・クリプキのアイデアだったという。
「確かエリックが、“ビクトリア・ニューマンがキャンパスに話しに来たら面白くないか”って提案したと思います。実際、大学のキャンパスでもそういうことは起きるから、納得しました。」
一番の驚きは、ニューマンがマリーと同じ血を操る能力者だったということだろう。ファゼカシュによれば、2人の繋がりは「脚本家ルームから生まれたもの」とのこと。マリーはセクハラされそうになった同級生のイチモツを爆発させていたが、これと同じ原理でニューマンも頭部を爆発させていたのだろう。
ところでニューマンとマリーの会話は、「ザ・ボーイズ」を鑑賞していない視聴者にとってはピンとこなかったはずだが、ファゼカシュは「『ザ・ボーイズ』での一つ一つは観なくても平気です」と強調している。「なぜなら全てこの作品で描かれているからです。『ザ・ボーイズ』を観ていれば、何か余分に得られるというだけですよ」。
マリーに再会を約束したニューマンは物語の最後、能力者のみに感染症を引き起こすウイルスを開発したカルドーサ博士にコンタクトを取り、安全に管理することを約束してウイルスを受け取る。その後、博士の頭を爆発させてしまうのだった。「ザ・ボーイズ」シーズン4に繋がりそうなシーンとなったが、最強兵器を手にしたニューマンはいったい何を企んでいるのか。能力者であることに負い目を感じるマリーに強く共感していたようだったが、ニューマン自身、何か悲しい過去を抱えているのかもしれない。
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Source:Variety