ジョージ・クルーニー、乳首バットマンを自虐 ─ 奥さんにも未だに観せていない模様

DC映画『ザ・フラッシュ(原題)』では、ベン・アフレックとマイケル・キートン、新旧ふたりのバットマンが奇跡のマルチバース共演を果たすことで話題を呼んでいる。これまで偉大な役者たちが演じてきたバットマン/ブルース・ウェイン役には、他にも忘れがたい人物がいる。『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997)のジョージ・クルーニーだ。
『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』といえば、批評家やファンから手厳しく迎えられたことで知られる不名誉作。その理由は様々あるが、中でもバットスーツに“乳首”がデザインされていたことは笑い種にされてしまった。
出演最新作『The Tender Bar(原題)』プレミアの場で、ジョージ・クルーニーは『ザ・フラッシュ』での再演オファーを受けなかったことについて「依頼を受けていないんですよ。僕みたいにシリーズを破壊してしまうと、そっぽを向かれてしまうものですよね」と、笑って嘆いている。「僕には偉大なる乳首がありました。ずっと冬の時代でした。」
実はクルーニー、1年前の2020年11月にも「僕の乳首は呼ばれなかったんですよ」と、乳首スーツが理由(?)で『ザ・フラッシュ』からオファーを受けなかったことを冗談めかして話していたことがある。クルーニーはかねてより『バットマン & ロビン』に自虐的だったが、その姿勢は今も変わらずだ。
ちなみに、この『The Tender Bar』プレミアで、クルーニーはほかにも『バットマン & ロビン』自虐ネタを連発している。『The Tender Bar』でクルーニーは『アルゴ』(2012)ぶりにベン・アフレックと共演しているのだが、「アフレックとの共演に時間がかかったのは何故?」と尋ねられれば、「彼とは仕事がしたくなかったんです。僕がバッチリ仕上げたバットマンのシリーズを、彼は台無しにしたんだから」と、反応に困るジョーク。「そうでしょ?僕が仕上げたんですよ」と、勝手にウンウンうなずきながらカメラ目線で畳み掛ける。リポーターも苦笑いである。
この軽妙な受け答えの隣で、クルーニーの妻アマルは、いまだに夫が『バットマン & ロビン』を観させてくれないのだとボヤきを投入。これについて夫ジョージは「妻からの尊敬を保ちたいからね」と笑顔で弁明している。どうやら、今でもよほど恥ずかしく思っているようで……。
Why did it take so long for George Clooney to reunite with Ben Affleck?
“I didn’t want to work with him for the obvious reasons,” Clooney jokes. “He screwed up the Batman franchise that I had made so solid.” https://t.co/TSDj1wPNey pic.twitter.com/duCCXiqUHp
— Variety (@Variety) October 4, 2021
Source:Variety