『G.I.ジョー』スネークアイズのスピンオフ映画、俳優を再キャスティングへ ─ 『スター・ウォーズ』ダース・モール役レイ・パークの登場なし

映画『G.I.ジョー』シリーズの人気キャラクター、スネークアイズを主人公とするスピンオフ映画(タイトル未定)に、以前スネークアイズを演じたレイ・パークが続投しない見込みであることがわかった。プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏が米/Filmに語った。
米ハズブロ社のアクション・フィギュアを実写化した『G.I.ジョー』は、2009年にチャニング・テイタム主演の第1作『G.I.ジョー』が、2013年にドウェイン・ジョンソン主演の『G.I.ジョー バック2リベンジ』が公開された。
世界各国のエキスパートで構成される地上最強の特殊部隊を描いた同シリーズにおいて、スネークアイズは随一の人気を誇るキャラクター。顔を含む全身をスーツで覆った謎の忍者で、幼い頃に誓いを立ててから一言も喋っていないという設定である。
シリーズの過去作品でスネークアイズを演じたのは、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)のダース・モール役や『X-MEN』(2000)のトード役で知られるレイ・パーク。ただしボナヴェンチュラ氏は、パークの再登板に消極的な見方を示している。
「おそらく再登板はないでしょう。なぜなら、オリジン・ストーリーを描くつもりだからです。コミックでご存知のように、彼は素顔を見せていますしね。ヒーローになっていく作品なんです。ですから誰かは(素顔を)見せなければいけませんし、残念ながら、それはレイの年齢ではありえないということなんです。」
すなわちスネークアイズのスピンオフ映画は“若き日のスネークアイズ”を主人公とするものであり、2018年12月時点で44歳のレイ・パークがそこにキャスティングされる可能性はないということだ。物語上、『G.I.ジョー』過去2作品との関連性も薄くなるとみていいだろう。
2018年12月4日(現地時間)、米Varietyは本作の監督としてロベルト・シュヴェンケが契約交渉の初期段階にあると報じている。『RED/レッド』(2010)や『ダイバージェントNEO』(2015)といったアクション映画を手がけ、最新作の実話サスペンス映画『ちいさな独裁者』(2019年2月8日公開)が高く評価された人物だ。なお、脚本は実写版『美女と野獣』(2017)や『ヘラクレス』(2014)のエヴァン・スピリオトポウロスが執筆した。
『G.I.ジョー』スピンオフ映画(タイトル未定)の製作時期は未定。