『グラディエーター』続編、リドリー・スコット監督が脚本執筆中 ─ 前作の30年後描く物語「大きなチャレンジです」

リドリー・スコット監督&ラッセル・クロウ主演、アカデミー賞作品賞ほか数々の映画賞に輝いた『グラディエーター』(2000)の続編企画が水面下で進行中だ。プロデューサーのダグラス・ウィック氏が、ただいま脚本作業の真っただなかであることを明かしている。
『グラディエーター』続編の話題は2018年11月に初めて報じられたもので、主人公はラッセルが演じたマキシマスではなく、コモドゥス(ホアキン・フェニックス)の甥であり、ルシッラ(コニー・ニールセン)の息子ルキウスになる見込み。物語の舞台は前作の25~30年後になるという。
米ComicBook.comにて、ウィック氏は「とにかく準備しているところ」だと進捗状況を語った。「(前作に関わった)全員が映画を愛しているからこそ、雑に扱ったり、劣化版を作ったりすることはできません。明確にクリエイティブの問題です」。現在ぶち当たっているのは、映画の核となる脚本の課題なのだそうだ。
「作る価値があると思えるところまで持っていけるかどうか、これが大きなチャレンジ。まさしく脚本の問題ですよ。『グラディエーター』はギリギリのところで成功した映画で、ああいう形で(物語が)まとまった。そういう作品を、再び観客が楽しめるようにベストを尽くしながら、しかも新鮮にやり直すというのはとても難しいんです。」
脚本には『ホース・ソルジャー』(2018)のピーター・クレイグが就任していたが、ウィック氏によると、現在はリドリー・スコット監督が執筆作業に入っているとのこと。スコットは『グラディエーター』続編の実現に意欲的であり、再び監督を務める意向ともいわれている。製作は米パラマウント・ピクチャーズが務めており、ユニバーサル・ピクチャーズも共同出資する見込みだ。
Sources: ComicBook.com, Hey U Guys