【ネタバレ】『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』でなぜアノ人とアノ人がイジられたのか?

この記事には、『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のネタバレが含まれています。

ダニエル・クレイグが演じる名探偵ブノワ・ブランは、本作『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』で億万長者のマイルズ・ブロン(エドワード・ノートン)の有するギリシャの離島を訪れ、怪しい「殺人ゲーム」に参加することとなる。
マイルズは友人たちを招いた推理ゲームを開催する予定だったが、ブノワ・ブランはルール説明の時点で全ての謎をいとも簡単に解き明かしてしまう。用意したゲームが台無しになったと嘆くマイルズだが、やがて本物の殺人が起こってしまい……。
ジャレッド・レトのハード・コンブチャ

この事件で鍵となるアイテムには、2人の有名人が引っ掛けられていた。ひとつ目は、参加者たちに振る舞われたアルコール入りのハード・コンブチャ。『スーサイド・スクワッド』や『モービウス』などでお馴染みのジャレッド・レトが大量に送ってきてくれたらしい。コンブチャとはもちろん昆布茶のことではなく、美容や健康に良いとされる酵素ドリンクのことだ。
劇中に登場したコンブチャは架空のもの。なぜジャレッド・レトから送られた設定になったかというと、おそらくレトの不老的なイメージのためだろう。ハリウッドの最前線で活躍を続けるレトは、1971年生まれの50歳(本記事時点)。自身の美容ブランド「Twentynine Palms」も展開するレトは五十路とは思えぬ若々しい姿で知られており、その秘訣がこのハード・コンブチャだった?というイジりだ。劇中では、ジャネール・モネイが演じるキャラクターがこのコンブチャを飲んで酔っ払い、自分を開放するという展開となった。