『アンブレイカブル』『スプリット』続編映画『グラス』米国版予告編公開! 三人の異能者、一人の精神科医

鬼才M・ナイト・シャマラン監督が、自身の過去作品『アンブレイカブル』(2000)と『スプリット』(2017)をクロスオーバーさせる最新作『グラス(邦題未定、原題:Glass)』。
ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイが以前の役柄で再登場することで話題の本作から、このたび米国版予告編が到着した。2018年7月20日(米国時間)、ポップカルチャーの祭典「San Diego Comic Con 2018」にて公開されたものだ。
『アンブレイカブル』に登場した、不死身の肉体を持ち、他者の感覚を読み取る男デヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)。骨形成不全症を患い、デヴィッドとは対極の脆い身体を持つ天才“Mr.グラス”ことイライジャ・プライス(サミュエル・L・ジャクソン)。そして『スプリット』に登場した、23の人格をその身に宿す男ケビン(ジェームズ・マカヴォイ)。
自分自身を異能者だと考える3人の男たちに相対するのは、精神科医のエリー・ステープルだ。今回の予告編で初登場となったこのキャラクターを演じるのは、ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2011-)や「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(2016)、映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)のサラ・ポールソンである。
「みなさんは自分自身に、コミックから出てきたような特殊な才能があると確信していらっしゃいますね」。どうやらエリー医師は、なんらかの意図をもって異能者3人への“カウンセリング”を行っていくことになるらしい。
列車事故から生還し、その超人的な能力を駆使するデヴィッドに「あなたは自分のことを“守る者”だと信じていますね」と語るエリー医師は、ケビンにはその多重人格を認めながらも「疑問なのは、人間以上の“何か”であるあなたの信念です」と問いかける。そんな中、Mr.グラスことイライジャは、その知性でもって自身の願いを語るのだった。
「ここはマンガの世界じゃない、現実だよ。それでも銃弾で死なない者はいるし、鋼鉄を曲げられる者もいる。我々の存在を世界に示せるのを、私はずっと待っていたんだ。」
本作のストーリーは未だ謎に包まれており、いかなる経緯で3人がエリー医師のもとに集まるのか、3人はどのように関わり、あるいはどのように戦うのかはわからないままだ。予告編には異能者たちの身体的・心理的な戦闘や、その周囲にいる“普通の人々”の姿が映し出されているが……。
なお『グラス』には、『スプリット』で女子高生ケイシー役を演じたアニャ・テイラー=ジョイのほか、『アンブレイカブル』でデヴィッド・ダンの息子ジョセフ役を務めたスペンサー・トリート・クラーク、イライジャの母親役を務めたシャーレイン・ウッダードも再登場する。
映画『グラス(邦題未定、原題:Glass)』は2019年1月18日に米国公開予定。IMAX上映もあるようなので、その映像演出にも期待がかかる…!
Sources: Universal Pictures, Variety
Eyecatch Image: YouTube 動画サムネイル