「glee/グリー」のドキュメンタリーが製作中 ─ キャストやスタッフらが撮影舞台裏を語る

2009年から2015年まで米フォックスで放送され、日本を含め世界中で大ヒットを博したドラマシリーズ「glee/グリー」のドキュメンタリーがDiscovery+ で製作中であることがわかった。米Varietyが報じている。
「glee/グリー」は、オハイオ州ライマにある架空の学校ウィリアム・マッキンリー高校を舞台に、ダンスと歌で全国優勝を目指すグリークラブ「ニュー・ディレクションズ」のメンバーが偏見や困難に直面し乗り越え、大人になっていくまでを描いた成長物語。往年のミュージカル・ナンバーから最新ヒットソングまで、実力派揃いのキャストによるパフォーマンスがハイライトのひとつで、番組が終了した今もなお「glee」と「geek(ギーク)」をかけあわせた「gleeks(グリークス)」と呼ばれるファンたちから熱烈に支持されている。
製作されるドキュメンタリーでは主要キャストやスタッフの声を元に、ドラマ制作時のあらゆるエピソードに迫る予定。加えて、キャストやスタッフの近しい友人や家族も当時の様子を証言する。
タイトルは未定だが、演者たちが舞台裏で経験した非常に複雑で難しい問題について語ることも狙いとしている。フィン・ハドソン役のコリー・モンティスは2013年にヘロインとアルコールの過剰摂取で惜しくもこの世を去り、レイチェル・ベリー役のリア・ミシェルは撮影中に共演者に対して差別的発言を行っていたことを告発されている。また、サンタナ・ロペス役を演じたナヤ・リヴェラは2020年に湖での事故で不慮の死を遂げた。これらのセンシティブなトピックも取り上げられるとされており、いかに取り扱われるかが見どころとなる。
この度、 当番組を放送するID(Investigation Discovery)は犯罪検証ドキュメントに特化したDiscovery+内のミステリー専門チャンネル。物議の真っただ中にあるアーミー・ハマーのドキュメンタリーシリーズ「House of Hammer(原題)」を先日リリースし、話題を呼んでいる。「glee/グリー」のドキュメンタリー番組がどのような方向性に進むかは未知数だが、今後の展開に注目が集まる。
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Source:Variety