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『ゴジラ vs キングコング』は現代が舞台!より強力なコングが登場、『ゴジラ2』出演者も一部続投へ

ギャレス・エドワーズ監督『GODZILLA ゴジラ』(2014)、そして『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)。“モンスターバース”と呼ばれる新ユニバースに登場したゴジラとキングコングが正面から激突するのが、2020年公開『ゴジラ vs キングコング(原題:Godzilla vs Kong)』だ。どうやら本作は現代を舞台とした、2019年公開『ゴジラ2(仮題)』に続くストーリーになるという。

『ゴジラ vs キングコング』で監督を務めるのが、低予算ホラー/スリラー映画やNetflix版『デスノート』でメガホンを取ったアダム・ウィンガード。宿命の対決に「決着をつけたい」明言する監督は、今から製作に向けてやる気十分だ。

『キングコング:髑髏島の巨神』から約50年

Slash Filmのインタビューで、監督は「製作は初期段階」としながらも、現在構想されているストーリーの一端を明かしている。1970年代前半、ベトナム戦争の終結直後を舞台とした『キングコング』から直接つながった物語ではないというのだ。

「(『キングコング』よりも)現在作られている『ゴジラ』続編から繋がる映画になります。『ゴジラ2』はマイケル・ドハティが監督しているんですが…だから僕たちの映画は現代が舞台になりますね。」

現実の時系列と『ゴジラ vs キングコング』劇中の時系列が完全に一致するのかどうかは不明だが、大まかに考えて、劇中時間で『キングコング』から『ゴジラ vs キングコング』までは約50年が経過していることになる。しかもウィンガード監督によれば、その長い年月は決して穏やかな時間ではなかったようだ。

「キングコングがどんなふうに長い年月を過ごしてきたのか、それを見られるのが興味深いですね。『キングコング』に登場した彼は絶えず攻撃を受けていました。物事は悪いほうへと進んでいて、おそらくあれ以降(髑髏島には)人間がたくさん介入しているんですよ。この映画には、よりたくましくなって、少しだけ年を重ねたコングが登場します。楽しみですよ。」

キングコング:髑髏島の巨神
©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

1970年代前半の時点で激しい攻撃を受けていたコングは、その後いかに人間たちと渡り合ってきたのか。また、髑髏島を現代まで守り抜くことはできたのか? そうやって想像を膨らませてみると、なんとなく“なぜキングコングがゴジラと対決するのか”という謎の答えも見えてくるような気がする。というか、50年間戦いつづけてきたキングコングってとんでもなく強いのでは?

なお監督によれば、『ゴジラ vs キングコング』には『ゴジラ2』のキャラクターも何人か登場するということだ。誰が登場するのかは不明だが、『GODZILLA ゴジラ』から登場している我らが渡辺謙にはぜひとも対決の一部始終を見届けてほしい……。

映画『ゴジラ vs キングコング』は2020年5月22日に米国公開予定。
なお、新生キングコングの初登場作品『キングコング:髑髏島の巨神』はブルーレイ&DVDが現在発売中だ。

Sources: http://www.cbr.com/godzilla-vs-kong-rugged-aged-ape/
http://www.slashfilm.com/death-note-director-adam-wingard-interview/2/
©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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