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「ゲーム・オブ・スローンズ」新作ドラマ、2022年の放送めざす ─ ターガリエン家の前日譚、脚本作業が進行中

ゲーム・オブ・スローンズ
Game of Thrones © 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related service marks are the property of HomeBox Office, Inc. Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の新作スピンオフドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」が、2022年の米国放送を目指して進められていることがわかった。米HBOの編成を統括するケイシー・ブロイス氏が、米Deadlineにて語った。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、「ゲーム・オブ・スローンズ」から300年前を舞台に、エミリア・クラークが演じたデナーリス・ターガリエンらの一族、ターガリエン家のルーツを描く物語。メインシリーズでも言及された、ターガリエン家の内戦「双竜の舞踏」がストーリーの核になるといわれている。

本作は「ゲーム・オブ・スローンズ」原作者のジョージ・R・R・マーティンによる『Fire & Blood: 300 Years Before A Game of Thrones(原題)』を基としており、2020年1月現在、脚本作業が行われているとのこと。「非常に巨大で複雑な作品になる」というが、キャスティングや具体的な放送時期は明かせない段階だとされている。

ショーランナーを務めるのは、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)「COLONY/コロニー」(2016-2018)のライアン・J・コンダル、「ゲーム・オブ・スローンズ」本編で「落とし子の戦い」などを監督したミゲル・サポチニク。コンダルは脚本を執筆、サポチニクはパイロット版などの監督を務める。製作総指揮にはコンダル&サポチニクのほか、原作者ジョージ・R・R・マーティン、メインシリーズを手がけたヴィンス・ジェラルディスが就任した。

なおHBOは、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」以外にも複数のスピンオフ企画を進行してきたが、ナオミ・ワッツ主演の「ザ・ロング・ナイト(原題:The Long Night)」は企画中止が決定済み。ブロイス氏は「『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の放送を最優先に考えています。他にゴーサインの出ているものはありません」と述べており、その他の企画も保留されている状況とみられる。「将来的なことは分かりませんが、今後すぐの計画はありません。今は『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に集中しています」

「ゲーム・オブ・スローンズ」スピンオフドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」は2022年の米国放送を目指して進行中。続報の到着を楽しみにしておこう。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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