『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ギャラクタスの要素が隠されている説、監督がバッサリ否定

マーベル・シネマティック・ユニバース作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は、劇場公開から4年が経過する現在もジェームズ・ガン監督とファンの間で活発なやり取りがおさまらない一本だ。なにしろガン監督は、“この作品には誰にも発見されていない「イースターエッグ(小ネタ)」が存在する”と公言しているのである。大勢のファンがイースターエッグを血眼になって探す様子は、さながら映画『レディ・プレイヤー1』(2018)のよう……。
このたびYouTubeに投稿された映像をきっかけに、イースターエッグとして有力視されたのは、ベニチオ・デル・トロ扮するコレクターがインフィニティ・ストーンを説明するシーンに、マーベル・コミックの有名キャラクターであるギャラクタスの要素が隠されているというものだった。しかし残念ながら、ガン監督はこの説を一蹴している。
Getting lots of messages about Galactus in the Collector scenes. No, he’s not there in any way. https://t.co/SNPDGMO979
— James Gunn (@JamesGunn) 2018年7月15日
「コレクターのシーン、ギャラクタスについてのメッセージをたくさんいただいています。ただ、彼はどういう形にせよ登場していません。」
このたびファンの間で盛り上がった「ギャラクタスの要素が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場している説」とは、すなわちこのようなものだ。
コレクターがピーター・クイル/スター・ロードらガーディアンズのメンバーにインフィニティ・ストーンの能力を説明する際、彼らの周囲をスクリーンのようなものが取り囲む。そこに映し出される人間の顔のようなものが、コミックに登場する“Sentience of the Universe(宇宙感覚、宇宙意志)”に酷似している、またパワー・ストーンで惑星を滅ぼす巨大なセンティネル(宇宙種族)の手にしているものがギャラクタスのヘルメットに似ているというのだ。
ギャラクタスの正体はギャランという名の宇宙探検家で、彼は現在の宇宙が誕生するに至った“ビッグバン”以前からの生き残りである。故郷の惑星ター(Taa)が滅亡し、最後の一人となったギャランは“Sentience of the Universe”とひとつになることでビッグバンを生き延び、ギャラクタスとなったのだ。YouTubeに投稿された映像では、パワー・ストーンで破壊されている惑星がギャランの故郷ターなのではないかとも推測されていた。いささか深読みのようにも思われるが、確かにこのシーンに登場する顔とコミックに描かれた表情はそっくりである…!
ともあれ、この説はガン監督によってあっさりと否定されてしまった。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に隠された最後のイースターエッグ、果たしてどこにあるのだろうか。そして、いずれ誰かが発見する日は来るのだろうか?
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』MovieNEXは現在発売中。
Source: ComicBook.com