『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』製作準備チームが解雇 ─ 後任監督の決定まで一時停止状態へ

マーベル/ディズニー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』が暗礁に乗り上げた。米The Hollywood Reporterと米Deadlineが掴んだ情報によると、同作の製作準備チームが解散、同作は現在保留状態になったという。
過去の不適切なジョークを理由に、ガン監督がディズニーから『Vol.3』の監督を解雇されたのは2018年7月20日(米国時間)のこと。すでに脚本は完成しており、2019年初旬の撮影開始を目指して企画が進められていた矢先の出来事だった。
宙吊り状態となった同作をめぐっては、マーベル・スタジオがガン監督の復職を求めてディズニーとの交渉にあたっているとの情報や、一転して復帰は認められず、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長もこの決定を支持している、などの意向が伝えられていた。
先述の両メディアが伝えたところによれば、このたびアトランタにて『Vol.3』のプリプロダクション(撮影前の準備作業)にあたっていた少人数のチームが解散。現在は既にプロジェクトを離れ、別の仕事を探している状態にあるという。
Deadlineによると、『Vol.3』はガン監督に代わる後任監督が見つかるまで、一時的に停止状態に。ガン監督復帰の望みが絶たれたとの既報を裏付けるような情報となった。同記事では「ガン監督の脚本を伴うプロジェクトの後任監督を…」と伝えていることから、ガン監督による『Vol.3』脚本が使用されるという筋は未だ残っているものと見られる。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は、当初の予定では2018年秋よりプリプロダクションを開始、2019年1月または2月より主要撮影を開始するとされていた。米公開は2020年を予定としていたが、このたびの停止期間によっては公開延期も考えられるだろう。