『グランド・イリュージョン』第2作監督、続編に意欲示す ─ 脚本の草稿あり、「どうなるのかは様子見」

『グランド・イリュージョン』シリーズの第2作『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)で監督を務めたジョン・M・チュウが、かねてより企画が噂されていた第3作への意欲を見せている。
第2作の公開前となる2015年5月、製作を務めるLionsgateのジョン・フェルテイマーCEOは、本シリーズ第3作の企画が存在することを発表。以降、正式な発表に関する音沙汰は一切ないものの、第3作への続投を過去に報じられたチュウ監督は、米ComingSoon.netにて企画の存在を認めている。
「『クレイジー・リッチ!』(2018)の前、良い出来の草稿があったんです。だけど、脚本が素晴らしいと言えるまで、みんなを呼び戻す予定はなかったんですよ。だから、少しの間だけLionsgateに委ねることにしました。どうなるのかは様子見ですね。もう一度ジェシーとはご一緒したいです。彼は、僕が世界で一番好きな人のうちの一人だから。」
『G.I.ジョー バック2リベンジ』(2013)や『クレイジー・リッチ!』 などの映画作品を手がけてきたチュウ監督は、次回作のひとつである米Apple製作のドラマシリーズ「Home Before Dark」で製作・エピソード監督を担当。「このドラマみたいに、より長い形式でストーリーテリングを探求したいと思っていました」とフィルムメーカーとしての想いを語っている。
「登場人物たちをより深く掘り下げることは、『グランド・イリュージョン』シリーズのような映画と同じくらい、楽しくて、華々しいこと。とてもワクワクしますね。とても素晴らしい機会をもらえました。だから、『Now You See Me 3』あるいは『Now You 3 Me』の様子を見ておかないといけませんね。」
チュウ監督が熱いラブコールを送る俳優ジェシー・アイゼンバーグは、本シリーズでメインキャラクターのひとり、J・ダニエル・アトラス役を好演。企画について何も聞いていなかったというジェシーは、「自分のキャラクターが大好き」だと語り、監督と同じく続投に意欲を示していた。脚本の存在が明らかになった今、企画の運命は製作会社の判断に委ねられているということだろうか……。
Source: Deadline, ComingSoon.net