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トム・ハーディ&リドリー・スコット、名作『大いなる遺産』ドラマ版を製作 ─ スティーヴン・ナイト監督も再タッグ

トム・ハーディ リドリー・スコット
NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:NASA_Journey_to_Mars_and_%E2%80%9CThe_Martian%22_(201508180030HQ).jpg | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/41869491050/ | Remixed by THE RIVER

『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(2013)「TABOO タブー」(2017−)のスティーヴン・ナイト監督が、英国の文豪チャールズ・ディケンズ著『大いなる遺産』を基にした新作ドラマ「Great Expectations(原題)」で脚本・製作総指揮を務めることがわかった。ナイトのほか、トム・ハーディリドリー・スコットが製作総指揮を担当。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

『大いなる遺産』の主人公は、田舎町で暮らす姉夫婦が営む、貧しい鍛冶屋で養われて育った孤児のピップ。偶然出会った脱獄囚に脅され、ピップは彼に食料を届け続けるという悲惨な日々を過ごしている。しかし、ある日ピップは謎の人物から莫大な遺産を相続することに……。

ナイトとハーディ、スコットは、同じくディケンズによる中編小説『クリスマス・キャロル』を2019年にドラマ化している。ナイトが次回作として『大いなる遺産』を選んだのは「普遍的なキャラクターたちが登場するだけでなく、ストーリーがタイムリーだから」だったという。「社会階層における流動性や、非協力的な姿勢をテーマとしたストーリーを一人称視点でエモーショナルに描いているのです」。また、自身も鍛冶屋の息子として育ったという監督は、「ピップの物語は私にとって特別な存在なんですよ」とも語っている。

刊行されてから150年以上が経った今でも世界中から愛されている『大いなる遺産』は、過去にデヴィッド・リーンやアルフォンソ・キュアロンなど、錚々たる巨匠監督たちが映像化に取り組んできた作品だ。今回のドラマ版「Great Expectations(原題)」は全6話構成で、2021年以降に製作開始予定。果たして3人は、どのようなアプローチで挑むのか。

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Source: Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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