『グリーン・ホーネット』再映画化、原題は『グリーン・ホーネット・アンド・カトー』に ─ ユニバーサル・ピクチャーズの米配給が決定

米ユニバーサル・ピクチャーズが、製作会社アメイジア・エンターテインメントとパートナー契約を結び、『グリーン・ホーネット』の映画『Green Hornet and Kato(原題)』を製作することが明らかになった。米Varietyが報じている。
1936年のラジオ放送で誕生した『グリーン・ホーネット』は、新聞社の若き社長ブリット・リードの持つもう一つの顔、謎のヒーロー「グリーン・ホーネット」と武術の達人カトーが、愛車ブラックビューティー号と共に犯罪と戦うアクション作品。2020年1月末、マーベル・スタジオ元社長マイケル・ヘルファンらが創設したアメイジア・エンターテインメントが、長編映画シリーズ化権を獲得していた。
ユニバーサルのピーター・クラマー社長は、この度の発表に際して「『グリーン・ホーネット』は、これまでに作られた象徴的で愛されるスーパーヒーローの物語の1つで、どのような語りの形式であれ、何世代にも渡ってファンの方たちを楽しませてきました。マイケル、ブラッドリー、そしてアメイジアのチームの皆さんとパートナーシップを組み、ブリット・リード、カトー、ブラックビューティー号の新たな映画の世界を立ち上げられることにワクワクしています。近々、世界の皆様に共有できることが待ち切れません」と熱意を示している。
これまでに幾度となく映像化されてきた『グリーン・ホーネット』は、ラジオ放送に続き、1940,41年にユニバーサルが2作の連続活劇を発表。以降、1966年にTVシリーズ、2011年に映画としてリメイクされている。TV シリーズ版には、ブルース・リーがカトー役で出演。リーにとっての出世作として知られている。映画版では、セス・ローゲンがグリーン・ホーネット役、ジェイ・チョウがカトー役を務めた。映像作品の中では同シリーズの開拓者とも言えるユニバーサルにとって、本作は約80年ぶりの再映像化となる。続報に期待しよう。
Source: Variety