『グレイマン』アナ・デ・アルマスの『007』パロマ超えアクションに注目 ─ ルッソ兄弟、「力強い」キャラクター像を説明

2022年7月15日より先行劇場公開がスタートしたNetflixのアクション映画『グレイマン』では、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)でダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドとの圧巻タッグを見せつけたパロマ役のアナ・デ・アルマスが再びアクションに挑む。メガホンを取ったアンソニー・ルッソによると、アルマスには『ノー・タイム・トゥ・ダイ』以上のアクションが『グレイマン』で求められたという。
『グレイマン』は、ライアン・ゴズリング演じるCIA工作員“コート”と、クリス・エヴァンス演じるコートの元同僚“ロイド”による熾烈な追走劇を描くアクション大作。2人による近接戦や心理戦などが激しく展開されていく中、アルマスはコートを助けるCIA工作員ダニ(アナ・デ・アルマス)を演じることになる。米Screenrantでは、監督を務めたルッソ兄弟がダニのキャラクター造形について言及。アンソニー・ルッソは「すごく重要なことでした」と語るダニの製作プロセスを明かしている。
「活気があって楽しく、力強くもある女性キャラクターがこの映画には必要でした。あのキャラクターは、多くの時間をかけて作り上げました。恋愛対象ではなく、シックス(シエラ・シックス、コートのコードネーム)に匹敵して、彼のパートナーにもなり得る存在にすることがとても大切でした。アナはキャラクターをクールに再現してくれましたよ。」
ルッソによるこのコメントは、アルマスが『ノー・タイム・トゥ・ダイ』から連続でアクション作品に挑んでいることを踏まえてのもの。アルマスは『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンドに手を貸す新人CIAエージェントのパロマを演じたが、『グレイマン』でも同じCIA職員という設定。もっとも、『グレイマン』ではパロマよりも熟練したエージェントをアルマスは演じることになり、ファンはアクション俳優としての彼女の変遷を楽しむことができそうだ。
なお、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』では約3週間のトレーニングを行ったことで話題となっていたアルマスだが、ルッソ監督いわく、『グレイマン』でも準備期間は数週間のみだったという。「彼女はこの映画のために猛烈な量のトレーニングに励んでいました」。
Netflix映画『グレイマン』は劇場公開中。2022年7月22日(金)より全世界独占配信開始。
Source: Screenrant